禰「ふがーふがー。」二十七話 ページ28
善逸
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「一位は赤チーム、天宮A!宇髄先生はなにをしているんでしょうか!」
宇髄先生への嫌味のように言う放送を聞きながら俺は胸をなでおろす。
今の放送には同感だぞ放送部。
あんな美術室を爆破する宇髄先生…イケメン滅んでしまえ!
「それでは100m走を走った女子の皆さんは退場門へと向かってください。」
それにしてもAは綺麗だなぁ。
走る姿なんてほとんどの人が見惚れてたんじゃない?
Aは目立ちたくないって言ってるけど髪が本当に綺麗なんだから目立つに決まってる。
顔だって綺麗だしさぁ。
この前なんて廊下歩いてたら男子がAの事について話してたよ。
『善逸!』
善「え!?なにA!?」
なにやってんのこの子は!
次は男子の100m走なんだから入場門には男子しかいないのに、なにやってんのこの子は!?
『善逸!応援してくれてありがとう!』
そうゆうのは笑顔で言って!?
びっくりした表情で言われたらこっちまでびっくりした表情になっちゃうんだけどっ!?
善「分かった分かった!だから炭治郎達の所に戻ろう!?」
『待って!まだ言いたいこと言えてない!!』
善「はいなんですか!」
お願い早く!
周りの男子がAのこと見てるのめちゃくちゃ嫌だから!
察して!いやある一部を察して!←意味わからん
『善逸も頑張って!応援してるから!』
へ?
Aは『じゃあね。』って言って走って行っちゃったけど、俺の脳内さっきの言葉がエコーで響いてるんだけど。
宇「あ!忘れてた!」
「あ〜、輩先生もう行っちゃうのぉ〜?」
宇「とっ捕まえなきゃいけない奴がいるんだよ!」
「なになに彼女?」
宇「イタズラ生徒だ!」
キャッキャウフフしてる宇髄先生と女子の声が聞こえてくる。
宇髄先生せいぜいハーレムで浮かれておけ。
俺はヤバイほど可愛い幼馴染が応援してるんだ!
こっちの方が何億倍も嬉しいんだからな!
善「よしゃゃぁぁ!!頑張るぞぉ!!」
「あ、我妻…。」
善「え?なに?」
振り返れば同じクラスの男子。
「おまえと同じ時に走る先生が…。」
善「今の俺、ちょーやる気あるからそんじょそこらの先生には負けな…。」
「不死川先生だぞ。」
…ん?
不死川先生ってあの数学の先生?
めちゃくちゃ怖いあの先生?イケメンのくせにヤバイほど怖くて男子も女子も怖がられてるあの先生?
善「いぃぃやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっ!!!」
『善逸が叫んでる…。』
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絵宙(えそら) - え、マジかここで終わるんですか。まだ続きがあるのかと、恋実って正体バレたりと…いや面白いから良いんですがでも面白いからこそ続けて欲しいなと………ごめんなさい、ミシェルさん (2020年3月26日 0時) (レス) id: 63faa5bcfc (このIDを非表示/違反報告)
木苺(プロフ) - 冨岡さんの冨が殆ど全部間違ってる気が、、、 (2020年3月20日 21時) (レス) id: 89ac41ad4e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミシェル | 作成日時:2020年1月13日 17時