大嫌い...かぁ。〖アズール・アーシェングロット〗

大嫌い28 ページ28

食堂まで走り出し、入口付近に見覚えのあるオレンジ髪の男にダイブした。


彼は戸惑いながらもしっかりと受け止めてくれて

でも、いきなり危ないですってば、と怒られてしまった。


なんだかエースくんの顔を見た私は一安心を覚え、ひとつ息をついた。







エース「...Aさん、顔色悪いですよ。

なんかあったんですか??」




『んー...あったけどエースくんの顔見たらどーでも良くなったよ』




エース「褒められてるのか褒められてないのか、

反応に困る返答やめてくださーい」






頭をクシャッとされて髪が乱れてしまったが今はそんなのどうだっていい。


そのまま食堂に足を踏み入れた時だった。


フナ"ｯ!エースが女といるんだゾ!!と、聞いたことの無い声が耳に入った。


ほぼ同時にエースくんと声のする方へ視線を向けると、
そこには、以前モストロラウンジに集められてた猫??と青髪の男の子達などがいた。







エース「Aさん、こいつらも話を聞いて

協力したいって言ってたので、一緒にいいですか?」





『へ...ほ、本当に』







やだ、すごく嬉しい...。

こんなにも大人数が。


どんなメンバーなのか見回してると、とある疑問が出た。



猫??を抱えている子、

この子女の子なんじゃないか。

男装をしていても、やっぱり女の子は女の子だ。


確かこの子は...








『オンボロ寮の監督生さん??』







ユウ「あ。はい!ユウって言います!!」








何この子、めちゃくちゃ可愛い!



久方ぶりの女の子にあって早速彼女にハグをすると

エースにすぐ引き剥がされて、

とりあえず混む前に座っちゃいましょう!と腕を掴まれながら歩き出した。

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