[◇]先輩と逢瀬を重ねて

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先輩とのキスは、とても心地良いと思った







こんな幸せな物なら




ずっとずっと続けばなって・・






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でも＿＿＿＿_







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A「っ、やぁ！！」








私は、先輩を思い切り突き飛ばした





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先輩は、私に驚いた様な目をした後


いつもと変わらない、冷静な眼差しで

私を見つめた





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御幸「お前、俺に期待してたんだろ？」








ニヤッと笑う先輩に私の顔は、熱を帯びた





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A「確かに期待はしてたって言いました

けど、こんな形でキスなんて・・」






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“初対面でも関係ない”





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そんな事を思って、身を委ねたけど


やっぱり心の何処かで、冷静な自分がいて






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ストッパーをかけてしまうんだ＿＿＿＿





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A「先輩は、どうして

今日会った奴に・・ここまでするんですか」






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先輩の真意が聞きたい







その思いを込めて、紡いだ言葉







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だけど先輩は







御幸「さぁ？どうしてだろーな」






優しい顔つきで、誤魔化した







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A「先輩の意地悪」




御幸「意地悪じゃねーよ」









ははっと軽く笑い、先輩は出口まで歩いた





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御幸「ほら手嶋、教室戻ろーぜ」





眩しいくらいの笑顔に

私は、それ以上の事が聞けなくて




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先輩の後をついて行くように、屋上を出た

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