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御幸さんは、事の発端を理解したみたいで
困った表情を向けつつ、此方に歩いて近寄った。




距離を詰めたかと思えば
降谷君を見下ろす様に、彼の目の前に立ち

呆れた眼差しを送った。



「降谷、お前また寝てたろ」


「御幸先輩・・おはようございます。」





ゆっくりと頭を下げてお辞儀する降谷君。

未だ目覚め切ってない彼に対し、御幸さんは



おはようじゃねーだろ・・



力無く小さく呟いた。



肩を落とし困ってる御幸さんの姿は
いつもの余裕のオーラが感じられない。


2人の会話から
多分だが、御幸さんは降谷君に振り回されてる
時があるんだろう。






先輩なのに可哀想な御幸さん。



心の中で哀れんでいると

2人の一連のやり取りを
静かに眺めていた洋ちゃんが口を開いた。




「とりあえず、降谷!!
お前、監督が呼んでるって小湊が探してたぞ」



「あっ、はい」




洋ちゃんの言葉に返事を返すも
ボーッとして、一向に動こうとしない降谷君。



えっと・・この子、大丈夫なのかな??




ハラハラしながら内心焦っていると

洋ちゃんは大きな、ため息を吐いて
軽く舌打ちを鳴らした。



「此奴1人で行かせらんねーな
A悪い、降谷を監督の所まで連れて行って
くれるか?」



『えっ!?あ、うん』

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設定タグ:ダイヤのA , 御幸一也 , 倉持洋一   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:yun* | 作成日時:2016年8月6日 21時

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