【おそ松さん×化物語】 カラ松サキュバス

怪異-6 ページ8

十「違うんだよチョロ松兄さん！この人はいい人なんだ。お願いっ！
――僕を信じて！」


チ「十四松………(ﾌｳ)」


俺が緑の彼に部屋から追い出されそうになるのを見て
慌てて止めに入る十四松君

彼の言葉にどれくらいの説得力があるのか俺にはわからないが
六つ子の中にある信頼関係は確かなものなようで

″チョロ松兄さん″と呼ばれた彼は『僕を信じて』という
十四松君の一言で押し黙ってしまった



忍「ええと、はじめましてチョロ松君…でいいかな？
俺は『忍野 メメ』というものだ」


チ「忍野さん…ですか。どうも…いきなりすみませんでした」


まだ気は抜けないといった風に、俺に対する警戒心が垣間見えた
が、それでも俺に向かって頭を下げて謝るチョロ松君


――『阿良々木君』に似ている気がする
どことなく雰囲気や声の特徴なんて…
懐かしい人物をふいに思い出し俺は苦笑を浮かべた


忍「こちらこそ、突然すまなかったね
だいたいの話は十四松君から聞いていてね
…ちょっと事態が事態だったものだから…先に『お兄さん』の状態を確認したかったんだ。
はっきり言おう
君達のお兄さん。『カラ松君』は怪異に魅入られているよ」

．


．


．


．

チ「――そう、ですか(怪異…って心霊現象の事…だよな？
そうだとしたら″アレ″は…やっぱり…？)」



重苦しい沈黙の後


小さく呟くチョロ松だった

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