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マスクの男 ページ6

スタスタと蘭に背を向けて、どんどん離れていく冬夜の背中を見ながら、ポツンと蘭は佇んでいた





『はぁ、、、そもそも先生はどこにいんだよ、、、』



そんな独り言をこぼしながら、ここが何処かも、何処に向かっているのかも分からないまま、歩いて行く




が、途中で歩くのも面倒になり、中庭のベンチに座り込んでしまう


今は入学式、始業式も終わり、それぞれ部活などに励んでいる筈の時間

中庭は人通りも少なく静かで、鳥の囀りが近くで聞こえる、心地よい場所だった



蘭は背もたれに背を預け、静かに目を瞑る

春風がふき、眠気を誘うが、先程も寝たので眠く無い

目を瞑るだけのこの時間にいろいろな事を考えてしまい知らぬ間に意識が飛びそうだ




意識が飛ぶ前に目を覚まそうと、パチリと目を開ける


すると蘭の視界一杯に、マスクの男子がいた




マスク越しでも分かる、整った顔に、少し驚くがすぐに冷静になる


『何か?』


幸弥「いえ、、、珍しく先客が居たものですから」



穏やかそうなマスク男は落ち着いた雰囲気で話す



幸弥「私はここで


(恐らく)別のベンチを探すためか、クルリと背を向けて歩き出そうとするマスク男



『あ、ちょっと待って、、』


幸弥「なんでしょう?」


『荒木冴って人、、どこにいるか知ってる?』


幸弥「職員室に行けば会えますよ」


『その職員室は何処?』



幸弥「よければ、案内しましょうか?」


それを聞いた瞬間、蘭の顔が、パァと明るくなる


『ありがとう』


その後、改めてお互いに自己紹介をしあい、下の名前で呼ぶ仲になっていた




幸弥「ここが職員室です」


『ありがとう、コスモ』





?「おっ、コスモが道案内なんて珍しーこともあるもんだな〜」



軽く別れを交わし、職員室に入ろうとすると、後ろから声が聞こえ、振り向く



幸弥「丁度よかった

荒木先生、この子が探してましたよ」




『(荒木冴ってこの人かよ、、、てっきり女かと、、)

、、、寮部屋とクラス分けの紙欲しくて、、、』



内心のイラつきを抑えながら、荒木先生に話しかける



冴「ん? なんでまた、クラス分けの紙なんか、、」



『見てなかったので、、、』




聞いてる側にしては態度が悪かったか、、と自覚しながらも、黙ったまま

荒木冴という男→←寮部屋とクラス分け


ラッキーアイテム

ガム・飴(ハッカ飴以外)・栄養食品

ラッキー宝石

ダイヤモンド


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Rairu(プロフ) - 全然更新出来なくてほんとにっすみません!! (2020年9月11日 22時) (レス) id: 6cd9da016d (このIDを非表示/違反報告)
Rairu(プロフ) - ありがとうございます!!お盆になると時間ができるので、更新頑張ります! (2020年8月8日 17時) (レス) id: 6cd9da016d (このIDを非表示/違反報告)
銀崎 零(プロフ) - 面白かったです!!更新頑張ってください!! (2020年7月28日 17時) (レス) id: c49dd06a2c (このIDを非表示/違反報告)
銀崎 零(プロフ) - 荒木先生が、、、びーのえるに、、、みたいな…… (2020年7月28日 17時) (レス) id: c49dd06a2c (このIDを非表示/違反報告)
銀崎 零(プロフ) - よっしゃ、オンエアの作品見つけた!! (2020年7月28日 17時) (レス) id: c49dd06a2c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Rairu | 作成日時:2020年1月14日 21時

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