4月生まれ 3 ページ27
七緒「蘭くん、それ、、、俺には、左手の薬指に見えるんだけど・・・
あってる・・・?」
『あってるよ』
なんでも無いように、スラっと答える蘭は、何が問題なのか分からないような顔だった
レン「… 」
『じゃ、俺かえるねー』
蘭たちが話していたのは放課後で、もう、薄暗くなり始めていた
蘭は窓の外から空の色をチラッと見て、制カバンを片手に立ち上がる
七緒「え、ぁ、ちょ! ちょっとまって!
それもらったのって、うちの学園の生徒?」
『うん、3年』
自分の発言で、冬夜のことを考える蘭
いつもわがままばかりで、迷惑ばかりかけているけどその7割くらいは、かまって欲しい心なのは、蘭が1人で墓場に持っていく予定の情報
冬夜に言ったらぜったいにニヤニヤされる
でも、なんだかんだ冬夜のことを考えると自分もニヤニヤしてしまうのも事実
ついつい、ふふっ、と笑ってしまう
そんなことを考えながら「うん、3年」発言をし、ニヤニヤ顔の蘭を客観的に見ると、恋人を想う幸せな人そのもので、蘭が帰った後も、2人はずっと固まったままだった
ついでに言うと、蘭は所属事務所の社員の人からも、靴・筆記用具などの誕生日プレゼントをもらっている
靴 = 私を解放して、自由にして、私の元から去って、、などの意味がある
筆記用具 = 勤勉、もっと勉強しての意味
事務所側は、サボり癖を治せと、遠回しに伝えているが、遠回しすぎて、プレゼントの意味に興味なしの蘭には気づかれなかった
教室
七緒「つまり、蘭くんには一緒に時を刻みたいとか、独占したいって思われてる人がいるってこと…?」
レン「あぁ、、、まぁ、そういうことになるな」
七緒「あれって、、、結婚指輪なの?」
レン「いや、あいつ1年だし、16で結婚はできない、、、と思う、、けど、、」
自信なさげにポツリポツリと呟く2人には、いつものように、さりげなく慰めてくれる存在の蘭が今日は無かった
その頃蘭は寮に戻るため、手をポケットに入れながら廊下をコツコツと歩いていた
勿論、指輪と時計をして
『あ、冬夜?』
遠くの方に、冬夜の姿を発見し少し歩みが早くなるのが自分でも分かる
すると向こうもこちらに気づいたようで、手を振ってくれた
左手をポケットから出して、手を振り返すと、一瞬冬夜が笑ったように見えた
ラッキーアイテム
ガム・飴(ハッカ飴以外)・栄養食品
ラッキー宝石
ダイヤモンド
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Rairu(プロフ) - 全然更新出来なくてほんとにっすみません!! (2020年9月11日 22時) (レス) id: 6cd9da016d (このIDを非表示/違反報告)
Rairu(プロフ) - ありがとうございます!!お盆になると時間ができるので、更新頑張ります! (2020年8月8日 17時) (レス) id: 6cd9da016d (このIDを非表示/違反報告)
銀崎 零(プロフ) - 面白かったです!!更新頑張ってください!! (2020年7月28日 17時) (レス) id: c49dd06a2c (このIDを非表示/違反報告)
銀崎 零(プロフ) - 荒木先生が、、、びーのえるに、、、みたいな…… (2020年7月28日 17時) (レス) id: c49dd06a2c (このIDを非表示/違反報告)
銀崎 零(プロフ) - よっしゃ、オンエアの作品見つけた!! (2020年7月28日 17時) (レス) id: c49dd06a2c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Rairu | 作成日時:2020年1月14日 21時