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第18話! ページ19

名前「____これが全てだよ」

大部屋には沈黙が続いた

名前「言わなくてごめん。でも、言うつもりはなかった。信じてないとかじゃない。みんなと過ごすこの時間がなくなるのが嫌だった。だってもし言ったらみんな気を遣うでしょ?それが嫌なの。だから、言いたくなかったんだ。みんなとバスケして、ふざけあって笑い合って、そんな日常が大好きだから…」

みんな何も言わない

名前「まぁ、そんな幸せな日常もいつか終わっちゃうけど…なんて考えたくないね」

窓の外の景色を眺めながら呟く

宮地「…命、は…」

重たい空気の中、清志が声を発した

名前「余命宣告はまだされてないよ。でも、自分で何となくわかるんだ。そんなに長くない。多分…もって1年じゃないかな」

若松「1、年…」

氷室「そんな…」

みんなは悔しそうな、悲しそうな顔をする

名前「みんなに悲しんで欲しくて話したんじゃないよ。今まで通りでいてほしい」

高尾「〜っ!(泣」

和成の瞳から涙が溢れる

和成につられて何人か涙を流す

黄瀬「嫌ッス…っ!(泣」

涼太が私に抱きついてきた

名前「涼太…?」

黄瀬「名前っちが死ぬなんて、嫌ッスよぉぉぉ!!(泣」

涼太は私の服を掴んで涙を流す

名前「涼太…」

黄瀬「うわぁぁぁぁぁぁぁ!!!(泣」

高尾「オレもっ嫌だぁぁぁぁぁ!!(泣」

宮地「俺だって…っ(泣」

みんな涙を流す

名前「っ私だって…っ嫌だよ…っ!(涙」

瞳から1粒、涙が零れた

名前「怖い…っ死にたくない…っみんなとっお別れしたくないぃ…っ!(泣」

1回泣いてしまうともう止まらなくて涙が溢れてきた

名前「病院に行ったら、先生に肺がんって診断されて…異常な数の錠剤をもらって…みんなとずっと一緒にいられないなんて…何で私なんだって…どうしてって…凄い恨んだ…っいっそ、死んだ方が楽なのかなって…でも…っみんなと過ごす毎日が楽しくて…っそんな事っできなくて…っ!(泣」

みんなは私を見て、より一層涙を流す

名前「ごめんなさい…っ言わなくて、ごめんなさい…っこんな弱い自分をっ見られたくなかった…っ!みんなの前ではっ笑顔でっいたかった…っ!こんなの嘘だって…思いたかった…っ!でもっ発作がおこる度に、死に近づいてる気がするの…っ!それがっすごく怖くて…っ!(泣」

手で顔を覆って隠し、涙を流す

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作者名:蜂蜜 | 作成日時:2019年7月10日 11時

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