ハマの便利屋､参上!!!【MTC】

全俺様が歓喜した ページ20

『…左馬刻様､後処理はどういたしましょうか?』

左｢じゅーと呼んでっからしなくていい｡もう時期来るだろうよ｣

俺が言い終わる前に､サイレンが聞こえてきた｡建物の前にはパトカーが集まり､サツが突入してくる

にしても相変わらず綺麗な身のこなしだったな…
自分より2､30センチはデカい野郎ども相手に無傷で勝つんだからよ
Aがあの程度の雑魚に負ける事はねぇ
…が万が一､傷なんて付けたら…
そいつには生まれてきたこと後悔させてやる

Aはサツに顔がバレると少し面倒だと言い､胸くらいの長さで白い髪色のゆるふわストレートのフルウィッグと赤いカラコンをつけた
なんだ､俺様カラーかよ

くっっっっそ可愛いな?

なんやかんや詰めていたバッグはそこら辺に捨てていくことにしたらしい

｢動くな!警察だ!!｣

左｢は?…ﾁｯ｡ンで銃兎じゃねぇんだよ…!｣

この部屋に何故か銃兎じゃねぇサツが入って来やがった｡そいつを筆頭に他の奴らもどんどんなだれ込んでくる

あ"ーっ!くそが!めんどくせぇ!
うさポリ公は何してんだ!!
Aを豚箱に入れるわけにはいかねぇだろうが!!!

『あー､左馬刻様｡ここは私が｡』

イライラしているとAがふわっと笑い､そのまま前に出る｡

｢動くなと言っているんだ!!｣

左｢あ"ぁん!!?るせぇぞ!!!!｣

｢ひっ…!｣

『もう…左馬刻様…』

俺の前に出たAの肩は震えていて､声色は一気に高くなった

『…お巡りさぁんっ…!私…っ…私､怖かった…｡怖かったよぉ…!ﾋｯｸ……ﾋｯｸ……ｸﾞｽｯ…うぅ…っ…!』

｢｢｢!!!!!!?｣｣｣

突然泣き出してしまったAにサツがざわつく

えっ､ちょ､A!!?

左｢!!!!!!?おい!Aっ､泣いてんのか!!?｣

なんだ!!!!?
おっ､俺が泣かしたのか!!!!?????
俺が大声で怒鳴ったから怖くて泣いちまったのか??????

俺が急いで駆け寄るとAは俺にひしっと抱きついてきた

左｢ぅおぉんっ…?｣

『うぇぇぇんっ…!怖かったよ…っ…


お兄ちゃん…!』



お兄ちゃん…

お兄ちゃん…

お兄ちゃん_______



…ｵ､ｵﾆｲﾁｬﾝ…?

は?
お兄ちゃん?
お兄ちゃんってお兄ちゃん???
Aは俺の実の妹だった?

いや､聞き間違えかもしれねぇじゃねぇか
落ち着け俺､落ち着け!

左｢ぅおぉぉおお､おぉ､おおお落ち着けA｣

『うん…｡ありがとぉ…お兄ちゃん…｡…大好き…』

左｢ｫﾆｲﾁｬ…ｯ……｣

その一言で全俺様が歓喜した

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