裏まで一直線 ページ8
神舍さんのふわふわした雰囲気に飲まれ､俺は神舍さんに聞こうとしていたことをすっかり忘れていた
そういやこのお菓子も出したのも彼女の仕事のことについて聞き出すためだったな
銃｢…｡神舍さん､つかぬ事をお聞きしますが､神舍さんは普段はどのようなお仕事をされているのですか?｣
『…っと､普段は…そうですねぇ…んー…｡いろいろやってますよ!小さい事から大きい事まで､依頼をして頂ければ基本どんなことでやります!わんちゃんのお散歩〜｡とか､家の掃除〜｡とかそんな感じです!』
人差し指をクルクルしながら答える神舍さんはまるで､嬉しかったことを親に報告する子供のようだ
可愛いな
っと危ねぇ｡また､このふわふわした雰囲気に流されるところだった…
でも､行動がいちいち可愛いからしょうがないところはある
銃｢では､その依頼の中には"犯罪スレスレの依頼"も含まれているのでしょうか?｣
率直に一番聞きたかった事を聞いてみる｡すると､神舍さんは困った顔で左馬刻の方をじっと見る
まだ俺のことを完全に信用しきってないってことか…
まぁ､反応を見る限りそういう仕事をしてるのは､ほぼ確定だな
左｢…まっ､いいんじゃねぇの?銃兎も同じようなことしてんだしよ｣
『んー?…そっか｡…さっきの質問…答えは､はい｡です｡どこまでが白で､どこからが黒かの線引きはそちらに任せますが､私の仕事柄､介入できる範囲はそのどちらともですから』
ふわっと笑う彼女からそんな言葉が出ると､見た目と喋る内容が合ってなさすぎて違和感を感じる
『何度か中王区のデータベースさんにも侵入させてもらってますし｡…って言っても､流石に薬'物と殺人には手出しませんけどね』
神舍さんはサラッと中王区のデータベースにクラッキングを仕掛けたという告白をし､｢ギリギリの方が
儲けがいい｡なんて理由でよくそこまで手を出せるな
驚き半分､感心半分の気持ちで､ふと時計を見ると､そろそろいい時間で俺はもうすぐ仕事に戻らないといけなかった
神舍さんとは名刺の交換をし､依頼の約束も取り付けた
『そうだ｡私､フルネームで名乗ってませんでしたよね?神舍 Aって言うんです｡よかったら覚えてやっとってください』
銃｢Aさんですね｡覚えておきます｣
Aさんがそう名乗ると､左馬刻は少し面白くなさそうにする
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 557人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒプノシスマイク」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
☺️ - 座右の銘アルミンみたい、、、、カッコいい！ (12月16日 0時) (
レス) @page2 id: af42dbf40e (このIDを非表示/違反報告)
(名前)(プロフ) - ハマ最高すぎんか？ (2022年3月23日 14時) (レス) @page42 id: 70da419123 (このIDを非表示/違反報告)
アルイエ - この作品最高です！！何度も読み返してるんですけど、やっぱりマットリだけじゃなくて主人公の夢主ちゃんもすんごく可愛くて…。 (2022年1月22日 0時) (レス) @page11 id: b0a1dc3c24 (このIDを非表示/違反報告)
んにゃ(プロフ) - 8airi3さん» 確かに！！空気が綺麗なところとか、緑が多いところとかも都会にはない田舎住みの特権ですよね！自分もそういう考えで過ごしていこう…！！！ (2021年3月7日 18時) (レス) id: c17ff64d81 (このIDを非表示/違反報告)
8airi3(プロフ) - んにゃさん» そうですね……！でも昨日思ったんですけど。私の家ってよく鹿とかイノシシとかの肉よくよく貰うんですよ(昨日も食べたし…)それって田舎の者の特権なんじゃね？って思って…！！ (2021年3月7日 17時) (レス) id: 24ae341109 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：んにゃ | 作成日時：2020年1月22日 23時
