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吹っ切れた顔 ページ42

石川side



知らなかった

Aにそんな過去があるなんて

いつも周りをみて励ましてくれるAからは想像もできないような過去で

みんな黙り込む


そんな時、山さんが口を開いた

山内「A、話してくれてありがとう」

山内「みんなもそうだと思うけど、知らなかったわ、ごめんな?」

最年長として真っ先に口を開く山さんを見て

このままじゃダメだなと思った

山さんの言葉を聞いて口々にみんな



「ごめんなさい」



とつぶやく


A「みんなして謝らないでください!」

A「言わなかった私も悪いよ」

藍「そんなことないです!」

西田「ちなみに、Aにケガさせたヤツらどうなったんですか…?」

確かに、俺も気になった

こんなかわいいAを怪我させるなんてありえない


A「んー?学力で強豪校のバレー部入ったけど練習ついていけなくて辞めたらしい笑」

A「オマケに勉強もついていけなくなったんだと」

A「マジざまぁみろだよねー笑」


性格悪いなぁ

藍「性格悪っ」

おい、藍

思っても声に出さないようにしてたのに!

A「誰だ、性格悪いって言ったやつ」

ほらぁ、言わんこっちゃない

西田「まぁ、ソイツらがやめてて良かったです!」

関田「ほんとそう、バレー続けてたらボコボコにしてたわ笑」

どんどんみんなの顔がガチになっていく…!

A「みんな顔怖いよ?笑」

A「ありがとう、守ってくれて」


Aの顔はホントに吹っ切れたような顔をしていて

なんだか俺も一安心した

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作者名:みっちゃん | 作成日時:2023年10月10日 20時

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