67、 ページ17
.
ジン、とする腕で、ボールを上げる。
綺麗なトスでスパイクを決めてくれる新しい仲間。
気にかけることをすべて投げ捨て、対アメリカ戦を終えた。
「…いや〜、とても素晴らしいレシーブでしたね。」
『‥ありがとうございます。』
「‥‥リベロ、ということですが、他にやってみたいポジションはありますか？」
『‥‥‥…セッターですかね。』
「‥おぉ！！理由はなんとなくわかりますね。」
『‥‥やめてくださいよ。(笑)』
「‥…では、明日の対スペイン戦に向けて、一言お願いします！」
『…スペイン戦も必ず勝つので、応援よろしくお願いします。』
テレビでよく見るアナウンサーとの会話をした後、スマホをすぐにチェックする。
それでも、
気になってしょうがなかった。
「‥‥おー？何見てるんデスカ？」
『‥‥ッびっくりした。…‥‥…別に。何も見てない。』
「…‥‥‥‥‥あー！そういえば！！この後一時間だけ空いてるんだよなー！」
『…‥‥うるさい。急に大きな声出さないで黒尾。』
「…気になってるんだろ。見て来いよ。」
『…‥なんで分かんの。』
「…一応、Aのマネージャーですから。‥…ほら、会場まで送ってやるよ。」
『…‥ありがと。』
ブラックジャッカルのマネージャーであり、日本代表である私のマネージャーは黒尾が引き取ってくれた。
自分の仕事も多いはずなのに、なんだかんだで優しい黒尾。
「…行ってこい。」
『…‥うん。』
大きな会場の中に走って入っていくと、相変わらずの歓声。
そして、
≪見事なスパイク！日本、決まったぁー！！！≫
というアナウンス。
観客席から覗くと一番最初に目に映ったのは、
金髪のセッターだった。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 377人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「ハイキュー」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ハルスケ(プロフ) - こころさん» うわ！！嬉しいです！！更新したばっかりなのにありがとうございます！！次も楽しんでください！ (4月6日 15時) (
レス) id: 55b59344d6 (このIDを非表示/違反報告)
こころ(プロフ) - めっちゃ面白かったです！！お疲れ様でした！次のお話も楽しみにしてす！ (4月6日 15時) (レス) @page19 id: 21b59bfcab (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ハルスケ | 作成日時：2024年2月26日 17時
