プロローグ ページ2
飛鳥side
「あはっ！君はすごいね。僕の中では君はただの傍観者だったんだけどなぁ...」
......そんなことくらい知ってたさ。俺だって傍観者でいるつもりだった。でも、それでも、助けたいと思ったんだ。
「でも、君は結局何もできない。
君がいても居なくても僕の紡ぐ物語のエンドは変わらない。飛鳥。あすか。君の名は飛ぶ鳥と書くけれど、あいにく君の翼は残酷にも、もうもがれてしまっているのさ。」
たとえ翼はなくたって空を飛べる、そう思わせてくれたあの人を、あの人の愛し子を守りたいんだ。
「......あすか、俺は、俺は。
なあ飛鳥。俺はどうしたらよかったんだ？
何が正しかったんだ？」
そう言ってアンタは夕陽で何もかもが真っ赤に染まっていた屋上のベンチに座って静かに泣き崩れた。そんなアンタを俺は無視できなかった。
この人を助けたい。俺はあの時確かに思ったんだ。
ねぇ、五奇人の頭角様、魔王様、スーパースター様。
アンタは朔間零って言う1人の人間なんだよ。
神様なんて崇められたって怪物なんて蔑まれたってアンタは人間なんだ。
「アンタがアンタの人間らしいとこを知らないんなら俺が代わりに教えてあげる。
アンタがアンタを信じることができないんだったら俺が代わりにアンタを信じてあげる。
だから、一人で世界中の不幸を全部背負ったような顔をしないでよ。
辛いことは俺と半分こしよ？
......だって、俺たち、コイビトなんでしょ？」
......俺にアンタを助けさせてよ。
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蒼井 - 月夜 黒輝さん» ありがとうございます！俺様と我輩もどっちも素敵ですよね〜。更新再開したのでこれからもよろしくお願いします！ (2019年7月14日 10時) (
レス) id: ff348a2def (このIDを非表示/違反報告)
蒼井 - サクさん» ありがとうございます！精一杯頑張るのでこれからもよろしくお願いします！ (2019年7月14日 10時) (レス) id: ff348a2def (このIDを非表示/違反報告)
月夜 黒輝(プロフ) - 凄く好きです！自分も推しは朔間先輩です！俺様ちゃんもいいし我輩もどっちも好きです！大好きです！続きが欲しいです！更新再開希望です！ (2019年7月11日 0時) (レス) id: 7066949ba0 (このIDを非表示/違反報告)
サク - 面白いです！更新、頑張ってください！応援してます (2019年2月15日 21時) (レス) id: 5e249cc371 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼井 | 作成日時：2019年2月1日 20時
