第二話 ページ16
岡村「説教じゃと?」
劉「何アルか。このガキ」
福井「あ?」
福井の顔に怒りマークが浮かぶ。
福井「これでもお前より歳上だわ!」
劉「は!!?」
瞬間移動し、死角から短刀を投げる。
劉「チッ!!!!」
劉の影から黒蛇が出てくる。
短刀は弾かれ、壁や電灯、窓に刺さる。
影から現れた黒蛇。
劉「我の黒蛇は、影に住む蛇。影さえあれば、どこにでも現れるアル」
バババ、と物影から黒蛇が何体も現れた。
部屋に現れた黒蛇を見渡し、福井は息を大きく吸い込む。
そして______。
福井「【空気の大砲(エア・ブレスト)】!!!!」
空気が巨大な圧に変わり、黒蛇を怯ませた。
劉の体がよろけだす。
劉「な、何アルか!?」
緑間「空気の、能力…」
福井健介。
能力を幾つも宿す、多数能力者(マルチスキル)。
福井「影さえ、あればだろ?」
劉「!」
眩しい光が部屋を包んだ。
福井「これでも、能力使えるのか」
光を照らすのは、部屋にある電灯。
懐中電灯。シャンデリア。
緑間の獅子の光、高尾の電気。
外の太陽の光。
劉「な、な…!」
緑間「高尾、そのまま能力を維持するのだよ」
高尾「わかった!」
氷室「なるほど。光で影を少なくして、能力を出しにくくするのか」
緑間「その上、先ほどの空気の大砲により、物は破壊された。選択は限られている」
福井はニヤリと笑う。
福井「どーした?ガキ」
劉「くそっ!」
劉の影から黒蛇が現れる。
劉「あれ…?」
福井の姿が消えた。
劉の背後から福井は足技を繰り出した。
劉「あいた!?」
福井「笠松直伝の足技!習っといて良かったぜ」
劉の倒れた隙を逃さす、福井は短刀で服と床を貫いた。
光を集中であて、影を失わせる。
福井「これで能力は使えないな」
劉「う、ぐ」
劉は為す統べなく力尽きる。
福井「さて、」
福井は岡村を睨みつける。
福井「あと、二人」
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らすとうさぎ(プロフ) - りんごあめさん» ほわぁぁ!!ご感想ありがとうございます!!!! (2018年5月4日 19時) (レス) id: 10e68c6278 (このIDを非表示/違反報告)
りんごあめ(プロフ) - 面白すぎですね! 私どっぷりはまっちゃいました。更新楽しみにしてます(o^^o) (2018年5月3日 23時) (レス) id: 949b3c86b7 (このIDを非表示/違反報告)
らすとうさぎ(プロフ) - 黒桜 亜琉麻さん» ありがとうございます!!頑張ります!!!! (2018年4月25日 19時) (レス) id: 10e68c6278 (このIDを非表示/違反報告)
黒桜 亜琉麻(プロフ) - らすとうさぎさん» 少しずつでもいいのでゆっくりでも構いません!毎日が楽しいので、読んでいるだけで楽しいです!頑張ってください! (2018年4月25日 18時) (レス) id: e742954296 (このIDを非表示/違反報告)
らすとうさぎ(プロフ) - 黒桜 亜琉麻さん» そう言ってもらえると嬉しいです!熱心な人がいてくれると、やる気も出てきます!こんなごちゃごちゃしたお話に付き合ってもらい、ありがとうございます!! (2018年4月25日 16時) (レス) id: 10e68c6278 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:らすとうさぎ | 作成日時:2018年4月22日 21時