第八話 ページ12
原「ほらほら!余所見してちゃ当たっちゃうよー?」
____ドガァァン!!!
激しい爆発音。原の能力の弾丸が爆発した。
日向は防御の木吉が消えた分、攻撃を疎かにしている。
日向(木吉の相手、根武谷の能力が木吉と同系!相性はいまいち)
横では鉄と鋼がぶつかり、砕ける音がした。
木吉「ぐっ…!」
根武谷「やっぱ鉄じゃ鋼には勝てないな」
鋼を並べていき、木吉の体に当てていく。
鉄壁を張り、なんとか持ちこたえるも、能力の使いすぎで体の筋肉が震える。
根武谷「おら!もっと来いよ!」
木吉「俺は穏便に済ませたい、て言っただろ?」
苦笑する木吉に、舌打ちを投げる根武谷。
根武谷「…なら、本気にさせてやるよ」
根武谷の手が日向に向けられた。
すると、床から鋼で出来た巨大な手が現れ、日向を掴んだ。
日向「!!?」
木吉「日向!!」
ギリギリと力を入れられ、息苦しくなる。
能力も解け、日向は無抵抗のまま絞められていく。
根武谷「ほら、本気にならないと、仲間が死ぬぞ?」
日向「まず、い…」
木吉「言ったよな?
俺、穏便に済ませたいんだよ」
木吉の能力の空気が変わった。
床から、天上から、壁から、原の銃から、鉄壁が現れてきたではないか。
根武谷「何!?」
原「ウソぉ!」
日向「木吉の地雷踏みやがって…」
木吉の能力は、鉄を操る。木吉自身は、壁として形を変えている。
しかし、本質は鉄を操る能力。
鉄は勿論、鉄が含まれている物質全てが木吉の能力対象になる。
木吉「ほら、これが本気だ」
木吉の冷めた声が聞こえた。
飛行列車全体に、地震のような揺れが伝わる。
避けた根武谷のいた場所には、一面に鉄壁が生えていた。
反応が遅かったのなら、潰されていた。
根武谷「出来るじゃねぇか!」
木吉「……」
日向「木吉!よせ!」
原「何?君は自分の心配しなよ」
日向「違う!____もう決着はついてんだよ!」
その言葉に、原と根武谷はやっと気づいた。
自分の背後に、何かがいることに。
小金井「はーい、二人共、退場」
小金井の連れていた、ライオンと虎に食わえられ、原と根武谷は飛行列車から落とされた。
根武谷「うお!?」
原「はぁぁぁ!?」
小金井「安心して、下にはマットがあるから。…まぁ、地上制圧部隊がお出迎えしてくれるよ」
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らすとうさぎ(プロフ) - りんごあめさん» ほわぁぁ!!ご感想ありがとうございます!!!! (2018年5月4日 19時) (レス) id: 10e68c6278 (このIDを非表示/違反報告)
りんごあめ(プロフ) - 面白すぎですね! 私どっぷりはまっちゃいました。更新楽しみにしてます(o^^o) (2018年5月3日 23時) (レス) id: 949b3c86b7 (このIDを非表示/違反報告)
らすとうさぎ(プロフ) - 黒桜 亜琉麻さん» ありがとうございます!!頑張ります!!!! (2018年4月25日 19時) (レス) id: 10e68c6278 (このIDを非表示/違反報告)
黒桜 亜琉麻(プロフ) - らすとうさぎさん» 少しずつでもいいのでゆっくりでも構いません!毎日が楽しいので、読んでいるだけで楽しいです!頑張ってください! (2018年4月25日 18時) (レス) id: e742954296 (このIDを非表示/違反報告)
らすとうさぎ(プロフ) - 黒桜 亜琉麻さん» そう言ってもらえると嬉しいです!熱心な人がいてくれると、やる気も出てきます!こんなごちゃごちゃしたお話に付き合ってもらい、ありがとうございます!! (2018年4月25日 16時) (レス) id: 10e68c6278 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:らすとうさぎ | 作成日時:2018年4月22日 21時