がんばれ。《瀬名泉》 (ページ2)

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1話ページ2

泉side

今日この秋の季節｡

俺たち夢ノ咲学園アイドル科の生徒は体育祭だ｡

守沢とか羽風はミョーに楽しんでいる。

でも俺は全然楽しくない。

暑いのは嫌いだし｡

なんでこんなことをやらなくてはいけないのだろう。

俺は借り物競走を終えて水飲み場に向かった。

顔を洗っている最中に俺らのプロデューサー
あんずがやって来た。

あんず｢瀬名先輩良ければこれ、どうぞ。」

差し出してきたのはタオルだった｡

泉｢ありがとぉー」

あんず｢いえいえ」

俺はあんずを信頼している。

言っておくけど好きではない。

ただふつーに信頼している｡

あんず｢あ、私手伝いがあるので戻ります。瀬名先輩も頑張ってくださいね！」

あんずは去っていた。

俺もそろそろ向かおうとしたその時｡

泉｢……ん？」

何かを踏んでしまった。

これは､バドミントンに使う羽だろか

なんでこんなところにあるのかと思っていると

よく見たらあちこちに飛んでいる｡

誰が何をしているんだろうと少し探してみた。

そしてちょっとした森みたいなのがあり､

そこの周りには羽があった｡

ここだ｡と思いそのまま向かった。

そしたら｡パンパンと言う音が聞こえてきた。

近くだと思いそのまま走り出した。

そこには､木の棒に紐と羽をくっつけ

それを熱心に素振りをしている少女がいた。