蜂蜜糖度……3 ページ5
美智子「A、宮地くん、おはよー!」
友達、と言っても 清志と仲良くなるために私に近付いてきた女だ。
『おはよ、多部さん』
美智子「やだなー!呼び捨てでいいって!」
朝から低血圧な私たちはこの甲高い声はとても鬱陶しいのだ。
「A、課題の丸つけしようぜ」
『あぁ、そうだね』
あ、多部さんの不細工な顔が嫉妬で歪んでる。
____ごめんね、私も清志のこと好きだから。
これだけは譲れない。
「A、ここ途中式違くないか?」
『ホントだ、清志もここの答え間違ってる』
「マジか、もう1回計算し直そ」
『だね』
海南江「A〜!おっは〜!」
『黒川さん、おはよう』
「A、これで合ってるか?」
『ん?合ってるよ、こっちは?』
「合ってるぞ」
海南江「Aはさ、宮地と付き合ってるの?」
いきなり変なことを黒川さんが聞いてきて、私と清志は頭に〔?〕が浮かんだ。
「なんでそう思うんだ?」
『なんでそう思う?』
海南江「イヤだってさ、登下校とかいっつも一緒だし」
「それは普通だろ」
海南江「まさか、付き合って……」
「『ない』」
私と清志はハモって付き合っていることを拒否した。
ズキンッ
だから、何故今更痛くなる。
こんなことは、慣れただろ……。
《恋愛感情は一時の迷いだろ…》
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紅リング(プロフ) - 3票目に☆を押しました!!これからも私の小説を読んで頂けると幸いです!! (2016年9月25日 1時) (レス) id: 335c848095 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:三輪レイナ | 作成日時:2016年7月26日 6時