蜂蜜糖度……18 ページ20
IHの前、清志以外のスタメンを集めた。
大坪「どうしたんだ?」
『少し、皆に伝えておきたいことがあって』
木村「なんだ?」
『私、卒業まで、年明けまで、ううん。WCまで、もたないかもしれないんだってよ』
自嘲気味に私は笑ってスタメンに伝えた。
高尾にも、私の病気の事は伝わっているらしいから。
高尾「え、そんなに悪いんスか……?」
珍しく、高尾の声が沈んでいた。
『あぁ、今まで無茶してきたから、余計に悪化した』
緑間「これからどうするんですか?」
『もう歩けないってなったら、入院しようと思う。それまでは、これまで通り 皆と一緒に笑っていたい』
『だから、もし私の体調について清志が皆に尋ねてきたら私の代わりに伝えてくれ』
私がそう言うと、スタメンの皆は〔わかった〕と頷いてくれた。
あぁ、いい仲間をもった。
辛い生活だったけど、ここまで生きてきてよかった。
《私に残された時間は短い》
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紅リング(プロフ) - 3票目に☆を押しました!!これからも私の小説を読んで頂けると幸いです!! (2016年9月25日 1時) (レス) id: 335c848095 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:三輪レイナ | 作成日時:2016年7月26日 6時