Is the honey sweet? Or is it bitter?…Does my thought grow?『宮地清志』『黒バス』 (ページ19)

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蜂蜜糖度……17 ページ19

『病名は覚えてないが、まぁ、心臓病だったかな？発病者は基本14〜15歳まで生きれるかわかんねぇんだと。
そこで私は奇跡的に18歳まで、生きれてるって理由だ。
本当は、バスケなんかやっちゃいけねぇ身体なんだが、私が無理を言って両親と医者を納得させたんだ』

『無理をしない、監督･主将には絶対に言う、途中で諦めない。この3つを条件として提示された。こんな事でバスケがやれんなら。ってことで俺は即了承した』

『で、一番傍にいるのは清志な理由だ。清志にバレたら、すぐに病院に戻されちまう。だから私はバレないように定期的に病院に通ってんだ』

ここまでの話の間、緑間は一言も話さなかった。

『いつまで生きてられるか、わかんねぇ。だから、私は自分の心臓が止まる1秒前まで、自分に嘘を付かずにやりたいことをやって過ごしていきたいんだ』

その、やりたいことの1つは、ＩＨとＷＣの優勝だな(笑)

私は少し空気を和ますかのように、笑った。

緑間「宮地サンに伝えずに、後悔はしないんですか？」

『ん？後悔なんてその事実を知ってからの12年間、ずっと後悔してるよ。でも、清志の将来を思って、私は伝えずにいなくなりたいんだ』

緑間「そうですか、お時間を取らせてしまい、申し訳ありません。高尾には言っておくのだよ」

《私は緑間に聞こえない音量でありがとうと言った》