蜂蜜糖度……10{K.M side} ページ12
女の前で、泣くのはみっともねぇ。
そんなこと、分かってるハズなのに、
Aの前で泣くのはこれでもう7回目だ。
小さい頃は俺の方が背が低くて、よくAに守ってもらってた。
今は俺の方が高いけど、それでも俺は独りでは何も出来ねぇ。
Aが傍にいるから俺は独りで嫌われ役を買って出れる。
Aという存在に、俺がどれほど救われたか。
Aは知らないだろう。
男が女に頼るのは、みっともねぇと皆は言うが、俺はそうは思わない。
性別なんて関係ない、誰に頼ったって、その人の自由だ。
女に頼っちゃいけないなんて誰が決めたんだ。
『清志、大丈夫か?』
「あぁ、大丈夫だよ」
『そうか?具合が悪かったら言えよ?言わなかったら轢き殺すからな?』
「上等だ、轢き殺してみろよ、返り討ちにしてやる」
「ぶはっ」と俺ら2人は同時に吹き出した。
「くだらねぇ言い合いだな(笑)」
『だな(笑)』
でもまぁ、とAは話を続ける。
『ホントに言わなかったら、清志の部屋にあるみゆみゆのグッズ燃やす』←
「はぁっ!?お前っ、それはやめろよ!」
「だったら、俺だってAの部屋にあるV○のグッズ燃やす」←
『はぁ!?お前こそやめろよ!神に近しいあの方々のグッズ燃やすとかお前狂ってんだろ!』
「いや、お前だって、俺のみゆみゆグッズ燃やそうとしてんじゃねぇかよ!みゆみゆこそ、神に近しいんだよ!」
『いやいや、イ○ッチはいいとして、我らが天使剛○んとV○の○陽のグッズを燃やしたら、幾ら清志でも、マジぶっっ殺す(笑)』
〈お前がいてくれてよかった〉
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紅リング(プロフ) - 3票目に☆を押しました!!これからも私の小説を読んで頂けると幸いです!! (2016年9月25日 1時) (レス) id: 335c848095 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:三輪レイナ | 作成日時:2016年7月26日 6時