黒尾鉄朗と元NO.1 (ページ8)

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黒｢おやおや、マネちゃんたちもう仲良くなったの？｣

黒尾さんがタオルで汗を拭きながらこっちへ来た。なんかこんな姿がかっこいいのムカつくんだけど。汗吹いてるのカッコイイって思うの“臣くんと元也くん”だけかと思ってたのに。

『あ、えと昔友達だったんです』

夜｢そーそー。大人っぽくなってたから最初誰かわかんなかったわーw｣

黒｢確かにマネちゃん大人っぽいもんなー｣

『そんなこと初めて言われました…』

黒｢しょーじきモテるでしょ？｣

何この人。ちょっとしつこいんだけど。さっさと汗吹いて戻って欲しい。

夜｢おい黒尾。踏み込みすぎだろ。｣

黒｢あっ、ごめんごめん｣

やっぱりやっくんしか勝たん(((
ま、私はバレー部に入る気ないしやっくんと話す機会も減るだろうな。でもやっくんには少し申し訳ないかも。

『あ、私みんなにドリンク渡してくるね』

夜｢おう！｣

私は作ったドリンクを持ってみんなに渡して行った。最初に3年生に渡した。やっぱり3年生というだけあってしっかりしてる。さっきのセッターの子は2年生だったんだ。2年生で正セッターだなんてすごいな。モヒカン頭の人はすごいキョドってたけど大丈夫かな…笑私はドリンクを渡し終えるとやっくんのところに行った。

『みんな個性強いね』

夜｢騒がしいだけだと思うけどなw｣

『あのねやっくん、』

夜｢うん？どうした？｣

『申し訳ないけど…私、やっぱりマネージャー出来ない』

夜｢そうか…まだあの時の？｣

『多分それがまだ引っかかってるんだと思う。…ごめんね』

夜｢Aが謝ることじゃねぇよ！｣

『あ、明日って朝練ある？』

夜｢ん？おう。6時からあるけど｣

『…朝練の様子も見たいな。だから明日の朝練は行ってもいい？』

夜｢ほんとか！寧ろ来て欲しいぐらい！｣

『じゃあ行こっかな。鍵って2つある？』

夜久｢あ、俺と海が持ってるぞ｣

『え、なんで主将が持ってないの…？』

夜｢あいつはまあ…鍵失くしたことあってな｣

『なるほどね笑 1個借りていい？あ、明日の朝練のときに返すよ』

夜｢別にいいけど…何かしたいのか？｣

『少しだけ…サーブの練習しようかなって。お父さんもさすがにサーブぐらいはやれってうるさくて。』

夜｢そうか。じゃあ部活終わったら俺の鍵貸すから。｣

『うん、ありがとう』

その後の練習はレシーブをたくさんやっていた。そして部活が終わるとやっくんは家まで送ってくれた。紳士だな。明日の朝、頑張ろう。