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『いただきまーす!』
3人でテーブルに並んだご飯を食べた。3人で話すのは久しぶりだから少し緊張する自分がいる。
古「美味しい!さすがAちゃん!」
『いやいや…元也くんのマカロニサラダには敵わないよ…笑』
佐「ここに住む」
『ねー臣くんもそう思う……ん?』
古「な、なんて?」
佐「ここにAと住む」
私と元也くんは持っていた箸を落として顔を見合わせた。
『「えええぇぇぇぇ!?!?」』
佐「うるさい」
『おおおおお臣くんと住む…同棲…結婚…』
佐「展開おかしいだろ」
古「なんでいきなり住むことに…?」
佐「親に頼まれた」
『なるほどね…つまり結婚を認められたと』
佐「まず付き合ってすらないだろ」
『そうだった。私は元也くんと結婚するんだった』
古「ごめん俺には荷が重いかな」
『どういうこと!?』
佐「まず話を聞け」
『はい、すみません』
佐「まず、お前が一人暮らしって知ったときに俺の親が一緒に住むよう言ってきた。それでここから井闥山はそう遠くないし家から行くのもここから行くのも大差ないしな。」
『よし、もう3人で住もう』
古「俺も?」
『うん!ダメ…かな?』
古「多分いいと思うけど…Aちゃんの方こそ大丈夫?」
『大丈夫って何が?』
古「いとことはいえ男2人と一緒に住むって抵抗ない?」
『え、臣くんと元也くんに抵抗なんてある訳ないじゃん。寧ろ一生住もうって言いたいぐらい。』
佐「まあ、とりあえず皐月さん達が帰ってくるまでの間よろしくな」
古「よろしく!」
『よろしく!』
私たちは持っていたコップをこつんと当ててニコッと笑った。この2人とならずっと上手くやってけそう。
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『はーい寝るよー。私は明日4時起きだけど2人は何時に起きる?』
古「朝練ないから6時かな」
『じゃあ家出る前に起こすね』
佐「ありがとう」
『じゃ、おやすみ!』
寝室にある3つのシングルベッドに1人ずつ寝た。臣くんも元也くんも寝起きいいから助かる。明日からよろしくね。
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作者名:ウィッチ | 作成日時:2021年3月26日 15時