黒尾鉄朗と元NO.1 (ページ22)

今日:10 hit、昨日:2 hit、合計:23,354 hit

21 ページ22

宮城に到着するとやっくんに叩き起されたので重い瞼を頑張って開けながら目的地に向かっていた。

『ああぁぁ…烏野まだなの…』

夜｢まだだろ。いいから早く歩け。｣

『うぅ…無理…研磨ー、一緒にゆっくり行こう』

私が前を向きながら研磨にそう言うと返答がこなかった。

『あれ研磨？黒尾さん、研磨は？』

黒｢研磨？え、ほんとだ｣

『もしかして…迷子？』

黒尾さんはため息をつきながら研磨に電話をしていた。そして研磨を迎えに行くから先に行くよう言われた。

『黒尾さん、私も行きましょうか？』

黒｢あぁ、助かる。ありがとな。｣

『じゃ、やっくん私の荷物よろしく！行ってくる！』

夜｢ちょ、お前！荷物持ちたくないだけだろ！｣

そんなやっくんの言葉を無視して黒尾さんの後ろをついていった。

『懐かしー…』

黒｢前住んでたんだっけ？｣

『はい、少しだけ』

黒｢研磨が電柱とＴ字路のとこにいるらしいんだけどどこかわかる？｣

『そんなのどこにだってあるじゃないですか笑』

黒｢まあそうだよなぁ…｣

暫く研磨を探していると遠くにオレンジの髪色をした男の子がいた。その近くにプリン頭もいたような気がした。

『黒尾さん、あれ研磨じゃないですか？』

黒｢おっ、ほんとだ。研磨！｣

『もー探したよ』

研｢ごめん。翔陽、またね｣

そう言うと研磨はオレンジの子に背を向けて歩き出した。

『さっきのお友達？』

研｢初めて出会った人だよ。烏野のバレー部らしい｣

『だからまたねって言ってたんだ』

黒｢どんなやつなんだろうなー｣

黒尾さんと研磨とそんなことを話しながら目的地に向かった。体育館には既にみんながいて私たちも急いで駆けつけた。烏野にはむかし仲良かった懐かしいメンバーがいた。多分私には気づいてないだろうな笑

あとで話しかけに行ったらびっくりするかな？っていうかそもそも私のこと覚えてる？笑