【あんスタ】ちょ、何で逃げるの凛月君？！

デンジャラスデイズ-１５ ページ15

Aside

私が大混乱している中、いつのまにか凛月君の手は私の頬から消えていた。



…あれ、結構頑張って秘密にしてたはずなのになんでバレた？

別に私、今から転校するんだぜ？察せよ？？的な素振りも見せてないし…





…いやまてよ。


A「もしかして、零先輩から…？」


私が“あいつやってくれたな”という目をしながらそう聞けば、案の定凛月君はふに落ちていないような顔をしてから「…まぁそうだけど」とぼやいた。

くっそ言わなきゃよかった、あのブラきゅう人の秘密をぺらっぺらと…許さぬ、とか思っていると



凛月「…ねぇ


どうして今の今まで黙ってたの？

あと、さっきの口ぶりからしてもしかしてセっちゃんも転校のこと知ってたの？」

と、凛月君は未だ戸惑いうつ向いている私に投げ掛けてきた。


A「…泉先輩達には、たまたまバレちゃったんだよね。」


そう答えふと顔をあげれば、絶対に見せてくれないだろうと思っていた表情を浮かべている凛月君がそこにはいた。








…なんで。

そんな、悲しそうで悔しそうな顔をしてるの？



まぁ、他の夢ノ咲の皆だったら普通に仲良かったしその反応は予想できるよ。

でも凛月君には、粘着ストーカーしたりだの迷惑かけたりとかどう考えてもあれな行動をあの日からずっととってたし、第一追いかけてあの反応はどう転んでも嫌われてるって思うでしょ。



A「どうしたのさ、その顔。

迷惑なやつがいなくなって精々したよね〜♪くらい言ってるって想定だったんだけど〜？」

凛月「それは一回思った。」

A/泉/司/嵐「(いや思ったんかい)」



ま、まぁだよね、思うよね一回は、そそうだよn 凛月「けど。」



A「け、けど？」


“けど”なんて言葉を聞き、さらなる精神的攻撃の追撃に備えていたその時。

凛月君から、全く予想もしなかった答えが返ってきた。



凛月「それは違うって気付いた…いや、気付かされた。

だって、嫌いなやつがいなくなるだけならこんなに苦しくなったりごちゃごちゃしないはずだから。」




…今、なんて？？

“苦しくなったり”って言った？？



ん？？？


A「…ぇっと？？」

私は混乱のしすぎで言葉の意味がわからず、つい聞き返してしまった。





だって、もうそんなの

凛月「あーもう…、だから多分俺あんたのことs ？「ヤッホー皆、元気してる〜？！」


…へ？」



泉「おっおお、王様？！」

A「え？？」

凛月「…へ？？」

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