デンジャラスデイズ-1 ページ1
凛月side
凛月「ねぇ、あんたの体力どうなってんの?!
ほんとに女の子なの?!
ねぇゴリラ?!」
そんなことを、俺のことを現在進行形で追いかけて来ている女に叫ぶ。
ただ、こんなゴリラと言われたごときのことでダメージの入る女ではないことはわかっている。
A「ゴリラでも何でもいいから、腰に抱きつかせて!!」
…ほらね。
最早、この光景が日常化している夢ノ咲生徒は何も言わない。
もうあの敬ちゃんでさえ言わなくなってしまった。
敬ちゃん曰く、「Aは最早注意なんて耳に入ってすらいない」とのことだ。
あぁ、どうしてこうなっちゃったのかな。
そう、俺達のとてもおかしいデンジャラスなこの日々はあの日から始まってしまった。
ーーー
ーー
ー
一年はたってないけど、でも数ヶ月は前のある日の朝のこと。
俺がいつも通り、2-Bの自席でうたた寝をしていると、突然プロデュース科テストケース第一号(仮)のプロデューサーの子が俺に話しかけてきた。
ちなみに、プロデュース科テストケース第一号(仮)っていうのは三ヶ月前に2-Bに一人だけやって来たこの子のことだ。
そして、どうやら明日でテスト(仮)が終わり普通科に戻るらしい。
別に全然変な子じゃないし、ちゃんと仕事もこなしてて結構皆から信頼されてる凄い子だと思ってる。
まぁ、間接的くらいにしか関わり無かったからあんま知らないけど。
と言うか、そんな子が俺に何の用だろう。
レッスンは明日だし…なんて思っていればその子が意を決したように口を開いた。
A「…あの!
今日の放課後、屋上に来てくれませんか?」
…ん??
何だろ、何か俺やらかしたっけ。
えー、てかめんどくさ。
でもまぁ、明日でお別れらしいし今日くらいはいっかぁ…そのままお昼寝も出来るしね♪
凛月「んー…まぁいいよ、わかった…ふぁふ。」
俺がそう言えば、とても嬉しそうな顔をした後に「じゃあまた後で!」と言って元気に教室を出ていった。
笑顔が少し可愛かったな、なんて。
今思えば、何で柄にもなく情をかけてしまったんだこの俺のどアホと言いたくなる場面。
そう、問題はここからなのだ。
,
時はたち、現在放課後。
俺は、屋上にたまたまいた黄色いふわふわした頭の子が凧で遊んでいたので一緒に遊んであの子を待っていた。
ーーー
頑張ってラブコメにします。()
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作者名:アカサ。 | 作成日時:2021年3月29日 14時