第六夜 ページ10
「「はぁ〜〜〜!!?」」
アリ「ちょ、待てよ!四人目はアラジンのはずじゃ((アル「僕は、アラジンより先に来たからね」
シン「そ、そうか。アラジンの…」
ジャー「確かに他人の空似としては似すぎてますからね…」
『それより、アラジンの笛をそろそろ外したほうがいいんじゃないか?』
先程から、空気だった私がツッコんだ。こいつらアラジンのことも忘れてやがる。あー、魔力がけっこう取られてる。
シン「いかん!!その笛を外せ!!」
アル「……はぁ」
『アルファは、弟の心配はしないのか?』
少し、イタズラっぽく笑う。
アル「…僕は、こんな弱いの弟と思ってないからね!」
アルファは、無邪気に笑う。
その言葉に反応したのはアリババ君だった。
アリ「あんたっ、それでもアラジンの兄貴かよ!!!」
アリ「こいつが…こんな、状況だってのに…!!ウーゴくんは……」
アリ「こいつにとって、ウーゴくんは、大切な友達だったんだ!」
アル「……」
『チッ』
クソッ、アルファがキレたか。
アル「うるさい……ウルサイ…!!ウルサイウルサイウルサイウルサイウルサイウルサイウルサイウルサイウルサイウルサイウルサイウルサイウルサイウルサイウルサイ!!!!!」
アル「どいつもこいつも!“父上”もっ…!!アラジンアラジンって!何なんだよぉ!」
アル「“シャラール((『アルファ!!』?!」
ギュッ
『落ち着け…君には、私がいるだろう?』
アル「…クッ、アァ……Aッ、Aッッ!!」
アリ「……」
『アリババ君』
アリ「…はい」
『アルファにも、いろいろあったんだ。許してやってくれ』
アリ「…俺こそすいませんでした。出過ぎたまねをしました」
…アリババ君は真っ直ぐだな。けど、そのせいで…たくさんつまづいてしまう。
私は、アルファを放してアリババ君の方を向く。
そして頭に手を乗せ撫でる。
アリ「!?」
『アリババ君は…まだ、私と近い年だと思うが……いろいろあったんだな。だから…君は、少し大人っぽすぎる。だから、一人で何でも抱え込もうとする』
アリ「ッ…」
『もう少し周りを頼ることを学ぼうか。君が、もし…私に手を伸ばして助けを呼ぶなら、必ずその手を取る。だから、一人で抱え込むな』
最後に一撫でして肩に手を置き顔を覗く。
アリ「ッッ…グッ、あ、りがと…ございます…!!」
『あぁ…』
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ゆき - 本当に面白いです!!! (2015年9月6日 20時) (レス) id: 5b1d61c9d4 (このIDを非表示/違反報告)
maya*(プロフ) - もじーたさん» 更新だいぶ遅れてごめんなさい!まだ、こうして待っててくれた人がいたとは…!感激です!これからは、ちょくちょく更新したいと思うのでよろしくお願いします! (2015年8月23日 0時) (レス) id: 7db6d97053 (このIDを非表示/違反報告)
もじーた(プロフ) - 待ってました!おかえりなさい!これからも、更新楽しみにしてます♪ (2015年8月21日 21時) (レス) id: 022cb9a4f5 (このIDを非表示/違反報告)
アナ - 読ませてもらいました。面白いです。続きが楽しみです。 (2015年6月20日 1時) (レス) id: 43bbe7ed5e (このIDを非表示/違反報告)
na - すごいです!やばいです !面白すぎです!!便新頑張って下さい!(^∀^)/ (2015年5月7日 16時) (レス) id: f5f78ba868 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:maya* | 作成日時:2015年3月14日 18時