第二十五夜 ページ30
紅炎「…どういう意味だ」
『そのままの意味だよ。今すぐにアル・サーメンと手を切り壊滅させろと言ったんだ。応援が欲しいと言うのであれば此方からアルファとグレン、ソフィアを貸そう』
紅炎「……」
『この件に従うのであればルーナ王国一代目国王が何度も拒否をした同盟を組もうと思う』
紅炎「……」
『あぁ、それと』
『この件に従わなければ……今までの友好関係を切り我らルーナ王国は煌帝国に戦争を仕掛け＿＿＿“潰す”』
『さぁ、どうする？炎帝殿』
そう、これでいい。この件に従わなければ潰すしかない。例え…例え、紅炎でも…。これが私のやり方。国王としてのやり方なのだから。迷っちゃ駄目。冷静に…。
私は冷たい笑みを浮かべ紅炎に言う。
『先に言っておこう。我らは貴殿等など容易く潰せる。今のルーナ王国を少なからず耳にしているはずだ』
青秀「紅炎様！コイツらを殺るご命令を！」
ｸﾞﾚ「アホな蛇は黙ってろよ」
青秀「ア“ァッ！？」
楽禁「何だか面倒なことになりましたな〜」
ｿﾌｨ「…豚か」
楽禁「ん！？」
黒惇「ふむ…。我が国に戦争を売ろうとしているのか」
ﾒﾃﾞｨ「あぁ、だから命令に応じてくれないかい？此方もあまり手荒な真似はしたくないんでね」
黒惇「それは此方もだ」
炎彰「……」
黒連「……」
『……』
紅炎「……」
さぁ、貴殿はどう出る？練紅炎……！
紅炎「……少し」
『…』
紅炎「少し時間をくれ。俺はまだお前と話したい事もある」
その発言にこの場に居た全員が驚いた。私もてっきり戦争を受けると思ったのだけど…。
青秀「そんなっ…！紅炎さま！！」
楽禁「黙れ！青秀！紅炎様に従え…！」
青秀「う“…」
黒連「A…どうする？」
『分かった。返事は待とう。だが、その返事は次のマグノシュタットでの戦争で貰おう』
紅炎「！？…何故それを…」
『まぁ、彼方が忠告を受ければの話だがな。今日はこの辺で……部屋に案内してくれ』
紅炎「…あぁ」
こうして、今日の会談は終わった。
紅炎はどう返事をするのか…。まぁ、どちらにしたって…私はアル・サーメンを潰す。
母様、父様待っててね。
必ず約束を果たすから…。
終わり
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ゆき - 本当に面白いです！！！ (2015年9月6日 20時) (
レス) id: 5b1d61c9d4 (このIDを非表示/違反報告)
maya＊(プロフ) - もじーたさん» 更新だいぶ遅れてごめんなさい！まだ、こうして待っててくれた人がいたとは…！感激です！これからは、ちょくちょく更新したいと思うのでよろしくお願いします！ (2015年8月23日 0時) (レス) id: 7db6d97053 (このIDを非表示/違反報告)
もじーた(プロフ) - 待ってました！おかえりなさい！これからも、更新楽しみにしてます♪ (2015年8月21日 21時) (レス) id: 022cb9a4f5 (このIDを非表示/違反報告)
アナ - 読ませてもらいました｡面白いです。続きが楽しみです。 (2015年6月20日 1時) (レス) id: 43bbe7ed5e (このIDを非表示/違反報告)
na - すごいです!やばいです !面白すぎです！！便新頑張って下さい！(^∀^)/ (2015年5月7日 16時) (レス) id: f5f78ba868 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：maya＊ | 作成日時：2015年3月14日 18時
