【マギ】約束を果たそうか【逆ハー】

第二十夜 ページ25

私は久しぶりに自室へと入ると着替え、ベッドに横になる。そして、ベッドサイドにあるテーブルの上に飾ってある紅く輝く炎の様な色をした宝石がついているネックレスを取り、見つめる。


『フッ……私達も大きく立場が変わってしまったな。…なぁ、紅炎……』


宝石部分に軽く唇を当てる。


『もう、昔みたいには戻れないな。私も…紅炎も………』


目を瞑ると昔の記憶が蘇る。



□ □ □



『紅炎！好きーー！ねね、結婚しようよぉ！』

紅炎「……はぁ。またですか…A様、貴方はまだ結婚なぞできませんよ」

『えー、じゃあ大きくなったら結婚できる？』

紅炎「はい」

『結婚してくれる？』

紅炎「……それは、そのっ」

『…私は紅炎が好きだよ？だから結婚したい！！』

紅炎「……はぁ。貴方はいつもそうだ。俺の気持ちなんか知らずに……」

『？紅炎は私のこと好き？』

紅炎「…はい。お慕いしております」

『ッ…やったぁ！なら、将来結婚しようね！』

紅炎「分かりましたから暴れないでください」

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