第十夜 ページ14
『あはー。失礼な人達だなー』
私は額に青筋を浮かべながらへらーっと笑う。
私が、女と知ってからのこいつらの反応はあまり気に入らない。シンドバッドさんにいたっては、「じょ、女性がこの俺を見て顔を赤らめない…だと!?」などという意味の分からないナルシスト発言をしている。ホント、この人嫌いだわ。
アリ「Aごめんなさい……!」
ジャー「私もっ…すいませんでした!」
『気にするな。いつものことだから…』
そう。今、思えばいつものことだ。私は、何をこんなにイラついていたのだろう…
マス「……俺は、気付いてました」
モル「…私もです」
シン・アリ・ジャー「えっ!?」
マス「この人…すごく、安心?まぁ、とにかくいい匂いがするんスよ…」
マスルール君はそう言いながら、私に近づき首元に顔を寄せてきた。
そして、クンクンと匂いを嗅ぐ。
『………えっ!?』
ジャー「マ、マスルール!?どうしたのですか!?(焦」
シン「なんか、いつものマスルールじゃない…!!(焦」
黒連「…おい」
黒連がマスルールに刀を向けた。
黒連「今すぐ退け。切り刻むぞ…」
アルファ「フフッ、僕もバルバッドごと君のこと消滅させちゃうかもっ」
マス「……すみません」
『二人とも、そんな威嚇するなよ。お前らとあまり変わらないだろう』
黒連「ハッ。こんな奴等と一緒にされるなど敵わんわ…」
黒連は鼻で彼等のことを嘲笑う。
アル「A…それより、仕事は?」
『あ“っ!!!』
黒連「はぁ、行くぞ…」
シン「あ、待ってくれ!何故、ジュダルを知っていたんだ…!!?」
『…いずれ、分かる。それじゃ、“またな“』
アリ「あっ…!!」
私達は、アルファのテレポートで一瞬にしてその場を去った。
シン「…ジャーファル」
ジャー「分かっていますよ、シン。私も少々彼女に興味が沸きましたから…」
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ゆき - 本当に面白いです!!! (2015年9月6日 20時) (レス) id: 5b1d61c9d4 (このIDを非表示/違反報告)
maya*(プロフ) - もじーたさん» 更新だいぶ遅れてごめんなさい!まだ、こうして待っててくれた人がいたとは…!感激です!これからは、ちょくちょく更新したいと思うのでよろしくお願いします! (2015年8月23日 0時) (レス) id: 7db6d97053 (このIDを非表示/違反報告)
もじーた(プロフ) - 待ってました!おかえりなさい!これからも、更新楽しみにしてます♪ (2015年8月21日 21時) (レス) id: 022cb9a4f5 (このIDを非表示/違反報告)
アナ - 読ませてもらいました。面白いです。続きが楽しみです。 (2015年6月20日 1時) (レス) id: 43bbe7ed5e (このIDを非表示/違反報告)
na - すごいです!やばいです !面白すぎです!!便新頑張って下さい!(^∀^)/ (2015年5月7日 16時) (レス) id: f5f78ba868 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:maya* | 作成日時:2015年3月14日 18時