第二十二話 ページ24
出発する2時間前
煉獄「A!君のカラスが来てるぞ!」
師範の腕に私のところのカラスくんが止まっている…なんでそこにいるの?カラスくん
霜雪「カー!オ館様ガAチャンニ話シガアルッテ!今スグ向へ!」
煉獄「む!お館様からのお話か、急いでいかねばな!」
お館様が?
なんの話しだろうと思いながら私は師範とお館様の元へ向かった
鬼殺隊本部......
あまね「お待ちしてました、A様。お館様の元へご案内します。煉獄様はこちらでお待ちください」
え!師範は来ないの!?
煉獄「承知しました!」
ひ、1人......緊張するな......
部屋に着くとお館様が暖かい笑顔で迎えてくれた
お館様「A、よく来たね。任務へ行く前なのにすまない。だけど、少しAと話したくてね」
座っていいよと座布団が用意されたので私は頭を下げ、そっと座った
お館様「話というのはね、君の声についてなんだ」
私は少し固まった......声について…
お館様は話を続ける
お館様「いいんだ、ゆっくりで。でも、時が来たら教えてあげてくれないかい?杏寿郎が心配していたんだ、「俺が不甲斐ないばかりに話せないんじゃないか、俺では信用出来ないんじゃないか」ってね」
師範......
もう、話してもいいんじゃないか......
言おうと思った時は何度かあった、だけど、
勇気が出せない。もし、もし......
私の声を聞いて、師範が私のことを嫌いになったら....
家族たちのように離れていってしまったら....
きっと私は耐えられない、、怖い
その時、お館様が私を抱きしめた
暖かい......安心する
お館様「すまないね、不安にさせる気はなかったんだ」
お館様は私の頭を撫でながら言った
お館様「杏寿郎は優しくて素直な子だ、そしてAの事を大切に思ってる。Aの過去を聞いて、声を聞いて嫌うような子じゃない。
あの子を信じてあげてくれないか?」
信じる......
煉獄「俺はいつ何どきでもAのことを信じている!Aには師範が着いている!」
師範の言葉がふと頭をよぎる
嗚呼…ごめんなさい師範、私は…私は…
話そう…この任務が終わったら
きっと師範なら大丈夫、、、
お館様はすっと抱きしめる腕を離し私の目にかかった前髪を綺麗な指で避ける
お館様「…どうやら決心が着いたようだね。」
はい。
ありがとうございます。お館様。
私はスクリと立ち上がりお館様に一礼したあと部屋を後にし、師範の元へ向かった
お館様「行ってらっしゃい」
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まゆ(プロフ) - 続きが気になります!更新楽しみにしています! (2021年1月10日 16時) (レス) id: 89f8187042 (このIDを非表示/違反報告)
モブちゃん - 凪。さん» 返信、ありがとうございます。貴方の作品、大好きになりました! (2020年11月23日 14時) (レス) id: 2f84cbf165 (このIDを非表示/違反報告)
凪。(プロフ) - モブちゃんさん» もう本当に僕が煉獄さんの腹に巻き付くように抱きついて盾になりますから死なないでぇー!!って感じですね!!コメントありがとうございます!!更新頑張りますね!! (2020年11月21日 22時) (レス) id: 57598e8d89 (このIDを非表示/違反報告)
モブちゃん - 失礼しました。とても素敵な作品ですね。キュンキュンします。更新、頑張ってください。 (2020年11月21日 21時) (レス) id: 2f84cbf165 (このIDを非表示/違反報告)
モブちゃん - 煉獄さーん!死なないでくださいぃぃぃぃぃぃぃぃ 私が代わりに死にますからぁぁぁー! (2020年11月21日 21時) (レス) id: 2f84cbf165 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:凪。 | 作成日時:2020年11月8日 4時