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コネシマ
コ「…戻れる思うとるんか」
『付き合う前に戻ろう』と言い立ち去ろうとすれば、後ろから引かれた腕。
冷たく真っ直ぐ貴方を見る目が語ってる
自分から逃げるな、捨てるなと。
『大好きやったよ』
告げれば彼の水色の瞳がサッと光を無くす
「お前は、俺を『過去』にするんか」
力の抜けた手、離された腕。
ああもう二度と、彼と心を交わせない
ロボロ
ロ「…分かっとる？Aにどんだけ色んなもんつけとるか」
そう言い、モニターに映される貴方の部屋の隅から隅。
別に開示するつもりもなければ本当に貴方を守るためにしか設置していなかったそれは、今や脅しの材料。
GPS兼盗聴機能付きの耳飾りを彼はそっと撫でて「まだこれ付けとる癖に」と多少なり安心したように笑った。
「俺、誰よりもAのこと大事にするから。今まで以上に。」
この意味、貴方なら分かりますよね。
エーミール
エ「…分かりました。最後に、自分の気持ちを伝えさせてくれませんか」
心底悲しげな瞳で貴方に両手を広げる彼
最後やから。念を押され、その抱擁に応じれば、彼は貴方をきつくキツく抱きしめた。
それはまるで絞め殺すような強さ。逃げることなど出来るはずがない。
「愛してる、誰より、他のどんなやつよりも」
耳元で優しく囁かれる愛の言葉は10分以上も続く。
忘れていた。彼はブレインであり、洗脳は得意分野だった。
ショッピ
ｼｮ「は、嘘やんな。前みたいに冗談でしょ」
信じられない。信じたくない。
そんな瞳に何も言わず、ただ微笑んで見せれば彼の心は闇色に飲み込まれていく
「戻れるって、本気で思ってるん」
遂に敬語まで抜け落ちる。貴方を壁に押し付けたまま笑みを浮かべる彼は、このまま
「A、愛してる」
なんて、凶器のような愛の言葉だろう。
＿＿＿＿
(やっと手に入れた愛しき人。
簡単に手放せたなら、どれだけ…。)
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琴葉(プロフ) - 逆音つらら@ちゃげっ娘。さん» こちらこそ、ずっと読んでくれててありがとう！！コメントくるたび私もニコニコしてたよ…！本当に、長く書き続けてしまったけど、見守ってくれてて本当にありがとう！これからもよろしくね！ (2022年4月25日 21時) (
レス) @page50 id: bc3093acc5 (このIDを非表示/違反報告)
逆音つらら@ちゃげっ娘。(プロフ) - 長い間お疲れ様！！琴葉ちゃんの書くみんなが大好きで堪らんかった！毎回更新される度にニコニコしながら読んでた。最後の話めっちゃ好きありがとう...; ;改めてお疲れ様。長文失礼！ (2022年4月25日 20時) (レス) @page50 id: 7d70168393 (このIDを非表示/違反報告)
夜雫(プロフ) - 琴葉さん» 全然！むしろお願いしますm(_ _)m わたしほんとに主様の文が好きなんですよ！どうかよろしくお願いします！ (2022年4月21日 19時) (レス) id: 1708361fbd (このIDを非表示/違反報告)
琴葉(プロフ) - 夜雫さん» ｳｯｯｯやっぱり見たいですよね…私も書きたいです…嬉しいお言葉ありがとうございます…！余白的にしてみたでしたら書けるのですが、それでもよろしいでしょうか… (2022年4月21日 17時) (レス) id: bc3093acc5 (このIDを非表示/違反報告)
夜雫(プロフ) - 胸:糞のやつ最後まで見たいです。文が毎回毎回知性を滅茶苦茶に感じる綺麗な文でほんとに好きです (2022年4月20日 22時) (レス) @page46 id: 1708361fbd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：琴葉
| 作成日時：2019年9月12日 0時
