十番隊副隊長は朽木家の姫君

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Aside






今日はお墓参り当日。








…毎年自分を責めてる子達がいる。







私と、一護だ。



死んでしまったときすぐそばにいたのは一護だから、ずっと引きずってしまっているんだ。



虚(ホロウ)と人間と区別がつかなかったから、人間に似た虚(ホロウ)を助けようとしたんだよね。







私はあのとき十歳という設定だった。



世間的に見ても一人で出かけることが可能な年齢。





だから一護のせいじゃない



私のせい







これは変わりようのない事実だ。







「もーいいかげん泣くのヤメなよォ！
アンタいいかげんこの日になると毎年泣くのヤメなよね！
あたりしらもう今年で１１だよ？
いいオトナじゃん！」


「うん……わかってる。


わかってるんだけどね…



…っふぇぇ〜〜〜！！」


「わかってないって言うんだよ
そーゆうのはァ」


私は二人のそばへ寄る。


「…偉いね、カリンは。自分も悲しくてつらいのにユズの心配して」


「A姉…」



すると、カリンの目からもポツポツと涙がでてきた。




「カリンちゃん…っごめんね…」




ユズがあやまってる


「悲しいのに泣いちゃいけないなんて決まりはないよ。
だからね、カリンもこの日だけは泣いてもいいんじゃない？もちろんユズも。


泣いちゃいけないなんて誰もいってないから」



二人ともえんえんと泣き続けた。




すると、




「…A姉はさ、強いよね」

「…私？」

「うん。だって、今までで私達の前で泣いたことないもん」


「………そんなことないよ。ただ強がるのが得意なだけ。


さ、お父さんのとこいってて。


私は一護を慰めてくるからさ」




「うん、分かった」







ふたりで仲良く手を繋いで。



いつもカリンが引っ張ってばかりいるけれど。






どっちかが一方的に引っ張ってばかりいたら疲れちゃうんだよ。


だからふたりで手を繋いですすんでくれたらいいな。

10→←8

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーカラー

あずきいろ

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