十番隊副隊長は朽木家の姫君

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Aside






朽木邸から少し離れたところにある大きな建物。



一面に貼り付けられているのは封印のための札だ。











マユリ隊長からいただいた、霊圧を抑えるための首飾りをつける。




これさえ身に着けていれば、私の体が壊れるなんてことはないだろう。



万が一には分からないけれど。






これもけじめだと覚悟を決める。




そして、


たくさん貼り付けられていた御札を剥がす。






なかなか剥がせないものもあったけれど、


なんとか全て剥がすことができた。





　





これで、解けるはず。



















自分の相棒をこんなもので縛り付けていた私は最低だ。










鉄格子を開く。

耳を思わずふさぎ込んでしまいたくなるような音がする。











こんな薄暗くて錆びた鉄で塞がれている場所に、

斬魄刀の力を封印していた私は本当に最低だ。






自分の弱さ、無力さに反吐が出る。






今更封印を解くから力を貸してほしいだなんて、あまりにも都合が良すぎる




自分でも分かっている。







こつ、こつ…





私の歩く足音だけが薄暗い部屋の中に響く。





奥は、どのくらい先があるのか分からないほどに真っ暗で




でも、優しくて包み込むような懐かしい雰囲気を感じる。


　






「…聞こえますか。


完全なままの貴方、光闇を護れなかった私のこと、きっと起こっていますよね









そんな私でも…



また一緒に戦ってくれますか？？」





声が聞こえているであろう彼女に聞く






『……そうね、貴方は私を放っておいたわ



自分の無力さを知って、私のことを封印せざるを得なかったのでしょう？





でもこれは誰のせいでもないのよ





私は理解していたもの






遅かれ早かれ、封印されちゃうって







ふふ、力がやっと戻ってきた。


だから、またこの状態で貴方会えただけで充分なの





なのに力まで貸せれるなんて、よっぽど運がいいのね















我が主よ。








もう一度、貴方のもとへと戻ってよいのならば









この命、尽きるまで」










私の唯一無二の斬魄刀は




そう誓ってくれた

【任務内容】→←45

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーカラー

あずきいろ

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