十番隊副隊長は朽木家の姫君

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一護side








変な化け物が現れて。



オレの大切な家族が怪我させられたのに、何もできなかった。



助けられずに黙ってることなんかできない。



　
でも、オレはルキアの力がなきゃ何もできない。







この力はルキアのものだ。





ルキアはちゃんと自然に力を戻すから安心しろと言っているが、本当に大丈夫なのか？


しかも姉ちゃんって何者なんだよ？




ルキアの姉でオレの姉で
ルキアとオレは血がつながってないのに？



ちゃーんと、説明してもらわなきゃな！！




そんなことを考えながら登校している





　



学校につくと、今日も幸せそうな井上と



よろしく、といっているルキアと







ん？




彼女の手には『さわいだら殺す。』と書いてある




ど、どういうつもりだこのやろうっ！









話を聞いてみれば、オレが力をしてすべてもってしまったから、帰る術がないのだという。






だからおれに死神の仕事を手伝え、と。









正直、断りたかった。、



でも、数分後。



小さな子供が襲われていた。


ルキアとともに駆けつけたけれど、オレは何もできなかった。








目の前で姉ちゃんが戦っているのをただ見ていた。





「あれ？学校はどうしたの？」

「姉ちゃんもだろ」

「たしかに」


そう言いながらクスクスと笑う彼女は本当に綺麗だ。



「私がお手本みせてあげる。ちゃんと使い方、みててね」






美しい長い髪をはためかせている姿は、オレよりも随分と小さいのに頼もしかった。







「………光芒一閃」
　





一瞬にして、化け物が散った



「…流石」



ルキアもつぶやいている







オレもあんなふうになれるだろうか？


「…斬魄刀、ちゃんと使えるようになってね。
名前つけてあげないといけないよ」









名前…？？



聞き返したオレに、姉ちゃんはこういう。



「私の斬魄刀は光闇(こうあん)っていうの。
もちろん、ルキアの斬魄刀にも名前があるんだよ」









…名前をつける。




どうならただ単に考えるわけではないらしい。


自分の刀と会話をして、刀から名前を聞くのだと。




　


そんなこと、オレにできんのかな。

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ラッキーカラー

あずきいろ

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