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Aside
処刑を、止める。
ルキアを助けることは私の目的だったから、日番谷隊長が加わってくれるならば心強い。
その後、元のように黒崎家に家族の一員として関わることは出来なくなるかもしれないけれど。
でも、どうやって…?
「何が起こってるんでしょうね」
「…分からねぇ。だが、」
「まずは中央四十六室に行かなきゃ何も分からない、
ですよね?」
「…あぁ。」
中央地下議事堂の入り口に着いた。
先には十の扉が待ち構えている。
扉を破壊して中へと進む
「な………っ!!何これ…!」
「っ!…どういうことだ?」
「中央四十六室が…
全滅……」
一面に広がるのは
“赤”
それも色鮮やかな赤じゃなくて。
色あせて、赤黒く変色した“枯れた赤”だった。
【中央四十六室】
尸魂界全土から集められた四十人の賢者と六人の裁判官で構成される、尸魂界の最高司法機関。
尸魂界・現世を問わず、死神の犯した罪は全てここで裁かれ、その裁定の執行に武力が必要と判断されれば、隠密機動・鬼道衆・護廷十三隊の各実行部隊に指令が下される。
一度下った裁定には、例え隊長格といえど異を唱えることは許されない。
それが中央四十六室。
その四十六室が、今。
私達の目の前で全滅している。
「……これ、血が乾いてますね。
黒く変色してひび割れるくらいに」
私は遺体の一つに近寄り、流れ出て固まった血に触れた。
それを指先でこすり合わせてみると、簡単に砕け散る。
「殺されたのは昨日今日の話じゃないってことか」
「そういうことですね」
いつ?
誰に?
戦時特例が発令されて以降は、この中央地下議事堂は完全隔離状態に入り、誰一人としてここへ近づくことさえ許されなかったはず。
「この強行突破された跡は私達ですけど…」
それはつまり、ついさっきまで十三層の防壁は全て閉ざされたまま、誰も入ることはできなかったってことを示している。
それに、四十六室が短時間で全滅するとは思えない。
つまり…
殺されたのはそれ以前
そして、それ以降に私達に伝えられた四十六室の決定は全て_____
「贋物…」
だが誰にも気付かれず四十六室を皆殺しにし、
それを今まで隠し通す。
やったのは藍染達?
いや、それよりもまずは
「……いるんでしょう?
_______雛森副隊長」
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うい(プロフ) - 明里香さん» ご指摘ありがとうございます。単行本を読む、検索するなどして確認しましたが、やはり尸魂界(ソウル・ソサエティ)ではないでしょうか? (9月5日 19時) (レス) id: f53586a760 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 8話にも同じ誤字があります。ソウルソサエティじゃなくて、ソウルソサイエティです。恐らく、他の話数にもあると思いますので、訂正してください。 (9月5日 15時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 7話、ソウルソサエティじゃなくて、ソウルソサイエティです。 (9月5日 15時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
ケイ(プロフ) - のんのんさん» こんにちは〜♪ケイです。私、この漫画知らないんですけど…読んでて凄く面白いなって思いました!らく魔女の方も何度か読ませて頂いてます。これからも頑張って下さい!楽しみにしてます。 (2020年5月16日 8時) (レス) id: a3939203d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者ホームページ:なし 作成日時:2020年4月1日 11時