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Aside




「酷いなァ十番隊隊長さん。



傷ついて我を忘れた女の子を、あない思いきり殴らんでもええのに。






それに…



バレてるで、Aちゃん。




盗み聞きとはいかんなぁ



いい度胸してるわ」







「…市丸隊長……」





後ろにいた筈の市丸隊長の声が、何故か耳元で聞こえる。







振り返ると、うっすらと不気味な笑みを浮かべながら私の背後に立っていた。









「てめえの目的は何だ?

藍染だけじゃ足りねぇか。



雛森までこんな目に遭わせやがって…」





日番谷隊長の声には怒りが。



そして拳はその怒りによる震えがあった。





「血が滲むほど刀を握り締めなきゃならなくなるまで、

こいつを追いつめやがって…」




「はて 何のことやら」




とぼけてる




「言った筈だぜ市丸」

「覚えていないとは言わせません」




一歩前に踏み出した日番谷隊長は刀を抜く。





「雛森に血ィ流させたらてめぇを殺す!」

「雛森副隊長に血を流させたら貴方を殺します」




「あァ…あかんなァ十番隊長さんに副隊長さん。





こないな処で斬魄刀抜かれたら、






ボクが止めるしかないやないの」






市丸隊長が柄に手を掛けた。



霊圧、殺気が私達に刺さる。




日番谷隊長の殺気混じった険しい表情。



市丸隊長の不敵な笑み。



……そして、私の小悪魔のような笑み




「…貴方一人でですか?



たしかに副隊長の地位にいる私ですけれども、



一度も本気の私と闘ったことなんてないのに勝てる自信がお有りだなんて。
 
 


 

 


 ……ふふ、ご冗談を。」








「…い…市丸隊長…」




駆けつけた吉良副隊長がこの現状を見て唖然としている。






「退がっとき、イヅル」



不安そうに自分の名を呼ぶ副隊長の声を聞いた市丸隊長は、淡々とそう告げる




「まだ、死ぬん嫌やろ」



 

そして、不敵に笑った

 
「…っ!!!」


確かに失礼ではあるが、吉良副隊長はこの場に相応しくない。

それに無関係な彼に怪我をさせたくない。

















「…何馬鹿なことを言ってるんですか」



















「足りねえよ、退くだけじゃ」

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うい(プロフ) - 明里香さん» ご指摘ありがとうございます。単行本を読む、検索するなどして確認しましたが、やはり尸魂界(ソウル・ソサエティ)ではないでしょうか? (9月5日 19時) (レス) id: f53586a760 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 8話にも同じ誤字があります。ソウルソサエティじゃなくて、ソウルソサイエティです。恐らく、他の話数にもあると思いますので、訂正してください。 (9月5日 15時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 7話、ソウルソサエティじゃなくて、ソウルソサイエティです。 (9月5日 15時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
ケイ(プロフ) - のんのんさん» こんにちは〜♪ケイです。私、この漫画知らないんですけど…読んでて凄く面白いなって思いました!らく魔女の方も何度か読ませて頂いてます。これからも頑張って下さい!楽しみにしてます。 (2020年5月16日 8時) (レス) id: a3939203d3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者ホームページ:なし  作成日時:2020年4月1日 11時

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