十番隊副隊長は朽木家の姫君

14 ページ15

Aside





例の番組、視聴率調べたら25%だった。



もちろん視聴率は日本国民全員のテレビのチャンネルの平均ではないし、なんとも言えないところはある。


けれど、大雑把に考えれば4人にひとりが見てる計算だ。



若い人に人気っぽいしな。




だから自然と番組の翌日の学校は…



「あっ！Aーっ！おっはよ〜っ！」

「おはよう。

…ところでどうしたの？大声出して」

「昨日のぶら霊見た?！
ボハハハハーーーッ！！」


あーーー(察し)


「来週、一緒に行ける?」

「…うち、家族で行くと思うんだー
妹がすっごくハマってて。

ごめんね、また機会あったらあそぼ」


そっか〜…

素直に残念そうにしてくれるのが不謹慎かもだけど嬉しい。


と、まぁクラスはその番組の話で盛り上がっていた。


そして翌週。


浅野「あっ！！Aさんじゃないっすかぁ〜っ！」

水色「まさか来るとは思ってなかったよ」

と、浅野くんと水色くん

「そう？妹がハマってて、付き添いできたの」

浅野「それに、一護も来てんじゃんかっ！」

一護「姉ちゃんと同じ理由だよっ！」

たつき「おぉ〜っ！Aちゃん久しぶりだ！」

A「たつきちゃん、久しぶり。
ちょっと見ない間にすっごく強そうになったね


…で、後ろの子は？」

たつき「井上織姫っていうんだ。
あたしたちでよくつるんでるの」

「そうなんだ！…うちの愚弟が迷惑かけてごめんね？」

織姫「へっ…？いえっ！そんなことは…」

「これからも仲良くしてあげて。

ね？織姫ちゃん」


織姫「は、ははははいっ……！」


この子一護が好きなのかな
真っ赤に染まる頬がかわいらしい。



水色「で、こっちは…」


紹介してくれようとしてる。

でも…
　

「朽木ルキアちゃん…でしょ？」


浅野「なんで知ってるの？！」

「私、一応生徒会なんだよー。
転入生くらい知ってるってば」

納得顔のみんな。


「さっ、そろそろはじまりそうだし行こうか」




浅野「ほわぁ〜…たつきの代わりにめっちゃ美人さんきてくれてよかったぁ〜…」

たつき「なんだって……？」

水色「でもさ、相当だよね。
あの人すっごい存在感があるっていうか」




まさかそんな言葉を言われてるとは知らずに、近くにいるであろう虚(ホロウ)の気配を追ってひとりいそがしかった私だった。

15→←13

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーカラー

あずきいろ

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す