十番隊副隊長は朽木家の姫君

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Aside









急いで同じ場所に戻ろうと走っている。




「ルキア！いるんでしょ！？」


茂みの中にかくれているであろう妹の名を呼ぶ。


「A姉様！どうされたのですか！？」

「虚(ホロウ)に手出ししないでね。

たとえ一護が死にそうになったとしても。
私が取り乱していても。






お願いだから、何もしないでほしい」




私の言葉に啞然とするルキア。


私はそう言い放ち瞬歩であの崖へむかった。





「…ほう、死神か。

しかもとんでもない霊力……最高だ………！

お前を食べたあと、さっきの子も食べるとしよう」

「……悪いけど、簡単に食べさせたりしないから」

「じゃがこの姿を見せる以上、お前らの魂を食わざるをえないのだよ」

「……なるほど。貴方はグランドフィッシャー
自分の姿を隠して首から生えた擬似餌に人の形になってる。

それが見えた人間…つまり、霊的濃度が高い魂を持つ人を襲って食べているのね。
そうすることで自らも高い力を得て長年死神を退け続けた…と」

「そういうことだ。５４年…ずっとずっと。

今まで…そして、これからも」

「残念だけれど知名度は中の上、そこそこなんです。

それにここで私が倒しちゃうから、
知名度はなくなっちゃう。


ごめんね？」

「いうね、餓鬼」

「お褒めに預かり光栄です」

「…それにしてもわしの姿がみえる奴が多いの。大量だわい」


あ。


「………一護。来たんだね」
　

「あぁ。」

「嬉しや嬉しや…参ったの。
こりゃぜんぶわしの腹におさまりきれるかの」

「貴方、人の話聞いてました？

知能が低いという噂は本物でしたか」

「何だと…？」

「だって、私が貴方を倒すんですよ？

残念ですがお腹は膨れないままです」

「馬鹿馬鹿しい…だが、お前はメインディッシュにとっておいてやる。光栄に思え」

「全然嬉しくない……


…じゃ、失礼します」




「………っ！！」


「…あれ、見えなかった……？


ね、一護」


「ギリギリ…なんとか？」

「次は一護の番」

「分かってる」



今の一護の攻撃は相手にバレてしまっている。


…でも、一護はもっと強くなるんだろうな。




「ひひっひひひっ！小娘は別としてお前はどうじゃ、小僧。
そうして逃げとるだけじゃ傷つけるなんてもってのほか！

刀を適当に振り回すだけでは、
このわしを倒せると思うか？！」


「怒りに身を任せちゃだめ。考えて行動して、一護。」


「…！！分かった」

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• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

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