十番隊副隊長は朽木家の姫君

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Aside







これは…虚(ホロウ)の気配？









しかも、方角はユズとカリンの近く。





急がなければ……！！！！



「もう、大切な誰かをなくしたくない…！」



場所についたからこっそり死神化して、様子を探る。




「……？

あの子あんなトコで何してんだろ？」



…まずい。



「え？どれ？」

「(ユズには見えてない…じゃ、ユウレイかあの子)

ちょいまってて」

「え？カリンちゃん？」



「あんたそんなガケのぞき込んで何してんの？

なんか思い残した事あんならさァ
坂の下に住職さん住んでるからソコ行きな」



ヤバい、接触してる…！



「…あなた…私が見えるのね…？」

「そ、あたし見えるひと。

あんまし人に言うなよぉ 恥ずかしいから」



「………声も聞こえるのね」

「おかげさまで」

「……ステキね、とても。






とても………




うまそうだ」



「え」








一護side





ピョロロロロ〜！！！


うっせーな、同じの笛


ぴょロロロロ〜っ！！！！



「だーもーうるせーっ！！！

そんな吹かんでもきこえるっつーの！！」

「おっ来たか一護」


「おう……ってあれ？

ユズとカリンと姉ちゃんはまだかよ？」


「まだだよ！だからこうやってずっと父ちゃんＳ，グレイト笛を吹き鳴らしてんじゃねぇか。


オマエひとりが戻ってこんのならとっくに吹くのヤメて、
先に帰っとるわい！」

「あーそうかい」

「オマエちょっと行って探してこいよ」

「やだよめんどくせー自分で行きゃいいだろ」

「な…なんて言い草だ！面倒だから行かんだと！？

オマエは自分の姉と妹達が可愛くはないのか！？」


「あーうるせーなっ！

どうせそのへんでションベンでもしてんだろ！

すぐ来るって！」

「よーし！！じゃあ手分けして探しに行こう…？」

「どうしたんだよ」



「アレ……、A達が？」




珍しく息をあげている姉はふたりを抱えていた

「一護っ！虚(ホロウ)がっ！！

…しかも、多分お母さん殺したのだと思う。
私はアイツをやるから！


ユズと、カリンを…っ！」








は……？






母さんを……







ころ…、し、、た………？









うそだろ？？

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あずきいろ

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