運命の番！？いやいや、勘違いなのでは？【降谷零】

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小さくて大きな約束をAとしてからも、僕達はあまり変わらず楽しく過ごしていた。

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だけど、その楽しい一時も長くは続かないものだ……。

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あの約束から一年経った頃。


Aとの別れは突然やって来た。


A「降谷君、私、遠くに行く事になってしまったんです……」

降谷「……え？遠く？どういう事だ？」

舌足らずだったはずのAの口調は一年で大分なくなっていた。

そんな彼女の口から突然遠くに行く事になったと言われたのだ。それだけで僕を混乱させるには十分だった。

A「……その、両親のお仕事の都合で海外に行くんですって、一週間後に……」

遠くというのは海外の事だったのか。

降谷「一週間……。随分早く行くんだな」

一週間後、と言う所にはあまり驚かなかった。彼女の顔を見て、なんとなくすぐに此処から去ってしまうのだという事は察したからだ。

A「はい……。すみません。両親が海外に行く用意をしないといけないから早く降谷君にお別れして来なさいって言っていたので今日しかもう会えないんです……。本当にすみません…
…」

彼女が申し訳なさそうに何度も謝る。

だが、僕も『ああ、そうか。それならしょうがないな』なんて言える程大人ではなかった。

それどころか謝りはするがあの約束には触れようとしない彼女に裏切られたとさえ思ってしまって、

次の瞬間、

僕は気が付いたら彼女に思ってもいない酷い言葉を発してしまっていた……。

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

作者より

更新がなかなか出来なくてすみません。これからも恐らく更新不定期の亀更新になってしまうと思います。ですが、一生懸命書いていきますのでこれからもよろしくお願いしますm(_ _)m

あと、お気に入り登録と評価がたくさん増えていて作者も驚きと感激でいっぱいです！10000hit超えもすごくすごく嬉しいです！本当にありがとうございます！

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