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金曜日の放課後。
それはいつも、私の安らぎの時間。
…だった。
「南さぁ、いっつもそこで何してんの？」
誰もいなくなった教室で、彼はそう聞いてきた。
「別に…三沢くんには関係ないでしょ」
私はぶっきらぼうに答える。
「それよりも、なんで三沢くんが残ってるのよ。その方が気になるんですけど。」
「ん…別に。気分、かな。」
彼は椅子を斜めに傾けて遊んでいる。
「気分て…なんのためにいるの。さっさと帰りなよ。」
私は短いため息をついた。
「それに、三沢くんとふたりっきりって最悪なんですけど。」
「は…？」
はっ。
慌てて自分の口を押さえる。心の声がもれちゃったよっ。
「へーぇ…」
三沢くんはにやりと笑った。
「南、俺とふたりっきりなの嫌なんだ。なんでかな？」
この人…いつ見ても性格悪いな。第一印象と真逆だよ、まったく。
それなのに…。
「そんなの…言うわけないでしょ」
私がそう言うと、三沢くんは椅子から降りた。
そして、私の前に進んできた。
は？なに、ちょ…
そして真っ直ぐに私を見つめる。
その瞳は宝石のようにキラキラしていて。
やがて、三沢くんはゆっくりと口を開いた。
「南。言っとくけど、俺はな……」執筆状態：連載中
金曜日の放課後。それはいつも、私の安らぎの時間。
…だった。
「南さぁ、いっつもそこで何してんの？」
誰もいなくなった教室で、彼はそう聞いてきた。
「別に…三沢くんには関係ないでしょ」
私はぶっきらぼうに答える。
「それよりも、なんで三沢くんが残ってるのよ。その方が気になるんですけど。」
「ん…別に。気分、かな。」
彼は椅子を斜めに傾けて遊んでいる。
「気分て…なんのためにいるの。さっさと帰りなよ。」
私は短いため息をついた。
「それに、三沢くんとふたりっきりって最悪なんですけど。」
「は…？」
はっ。
慌てて自分の口を押さえる。心の声がもれちゃったよっ。
「へーぇ…」
三沢くんはにやりと笑った。
「南、俺とふたりっきりなの嫌なんだ。なんでかな？」
この人…いつ見ても性格悪いな。第一印象と真逆だよ、まったく。
それなのに…。
「そんなの…言うわけないでしょ」
私がそう言うと、三沢くんは椅子から降りた。
そして、私の前に進んできた。
は？なに、ちょ…
そして真っ直ぐに私を見つめる。
その瞳は宝石のようにキラキラしていて。
やがて、三沢くんはゆっくりと口を開いた。
「南。言っとくけど、俺はな……」執筆状態：連載中
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作者名：みつ葉 | 作成日時：2017年7月21日 15時
