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6話 ページ9

善逸side

やばい、非常にやばい。

何がって、俺の心臓が。あと善逸のぜんいつくんが。

善逸「な、何なんだあの人…魔性すぎる…!!!」

あの顔、声、音、あんなの、あんなの…

善逸「俺のこと好きって言ってるようなもんじゃないかァ!!!!!」

いや考え直せ我妻善逸。

俺とAさんは初対面。そんなことあるわけないだろう?

そうだ、そうだぞ善逸。だから落ち着けぜんいつジュニア。

はじめましての人の家のトイレをどれだけ穢すつもりだ???

でも、

善逸「初めて会った時の音も、あんなだったんだよ…」

いやいや、ただ偶然拾った酔っぱらいに一目惚れなんてするか?

俺ならしない。可愛い女の子なら別だが。

でもトイレで吐かれてあんな顔出来るもんなの??

いや俺なら無理だわ。可愛い女の子なら別だけど。

A「善逸くん、独り言すごいよ大丈夫?」

ブツブツと独り言ちていると、目の前にはAさんの顔。

善逸「うわ顔良!!!!」

A「え?」

善逸「いえ、なんでもないです。」

A「善逸くん、可笑しなことを言うね。」

そうクスクスと笑い出す。

また、あの音だ。

善逸「あの、A、さん。」

A「ん?なぁに?」

善逸「俺たち、どこかで会ったことありますか…?」

A「え…?」

コーヒーを入れていたであろうAさんの手が止まる。

善逸「あの、俺の勘違いならごめんなさい。その、俺、人より耳が良くて…。

音で人の考えていることが大体分かるんです。

それで、Aさんから俺のこと、好きって言ってるような音が聞こえて…。

もし、俺たちが初対面じゃなくて、どこかで会っていて過去に親しい関係とかだったのかなって…………え…?」

A「あっ…………」

こちらを見るAさんの顔は、耳まで真っ赤に染っていた。

────そんな顔、しないでくれ。

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設定タグ:鬼滅の刃 , 我妻善逸 , 男主   
作品ジャンル:恋愛
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ヤト - 続きが気になります、更新楽しみにしてます。 (2020年2月29日 20時) (レス) id: bd201871c1 (このIDを非表示/違反報告)
三日月 - 続きまだ? (2020年2月27日 22時) (レス) id: 4d4917b86c (このIDを非表示/違反報告)
ミ ツ ル(プロフ) - ヨタクさん» ヨタク様>コメントとリクエストありがとうございます。リクエスト了解致しました。しばらくお待くださいませ。とても励みになるお言葉で、元気が出ました、ありがとうございます!今後ともどうぞよろしくお願いいたします。 (2020年2月8日 12時) (レス) id: 3d2e373ed2 (このIDを非表示/違反報告)
ヨタク - リクエストです。善逸に嫉妬をさせて下さい!面白かったです!更新頑張ってください! (2020年2月8日 6時) (レス) id: f497b0780b (このIDを非表示/違反報告)
ミ ツ ル(プロフ) - 本編完結いたしました。よろしければ小説の感想や、番外編のリクエストなどお待ちしております。 (2020年2月7日 11時) (レス) id: 3d2e373ed2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ミ ツ ル | 作成日時:2020年2月6日 23時

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