7話 ページ10
Aside
やばい、非常にやばい。
何がって、全部が。
バレてるじゃん…俺が善逸くんのこと好きなのバレてるじゃん！！
なに耳がいいって！君何者なの！？
ふぅ〜〜〜………落ち着け(自己暗示)
ここで焦ってはいけない。まずは否定するんだ。
A｢そ、そんな！今日が初対面だよ！それに、俺はただ、善逸くんが具合悪そうにしてたから声を掛けただけで…｣
善逸｢あ、嘘の音。｣
もういやこの子……何言っても無駄じゃん全部バレちゃうじゃん………。
A｢お、音、音だけで人のこと判断するの、よ、よくないよ？？｣
善逸｢いや、でも、そんな冷や汗ダラダラ流して吃りながら話されても…俺じゃなくても嘘ってわかります。｣
俺が悪いの？俺が嘘つくの下手なの？？ごめんね素直だからさｯ！
あぁ、なんかもう、どうでもいいや。
A｢そ、そうだよ初めてじゃない、君と会ったのは！まぁ、俺が一方的に善逸くんを見つけただけだけど…。
ひとめぼれ、だったんだ。
君のこと見つけた瞬間、胸が苦しくなって、呼吸が上手くできなくて。｣
話し出してしまえばもう止まらなかった。
ボロボロと涙を零しながら、必死に善逸くんに気持ちをぶつけた。
A｢何に惹かれたのかわからない。けど、
善逸くんのことが、すっごく、もうどうしようもないくらい好きなんだ。
俺も、こんなの初めてで、どうしたらいいかわからなくて…
でも、善逸くんに声掛けたのは、ほんと、下心があったとかじゃないんだ。善逸くんだって気づいてなかったし、だから！｣
善逸｢もういいですよ。｣
善逸くんの低めの声に遮られて、肩が震える。
善逸｢貴方が俺のこと好きなの、充分すぎるほど伝わったので…｣
A｢え…？｣
善逸くんは、俺から顔を逸らしながら片手で口元を抑えた。
その顔は、耳まで真っ赤に染っていた。
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ヤト - 続きが気になります、更新楽しみにしてます。 (2020年2月29日 20時) (
レス) id: bd201871c1 (このIDを非表示/違反報告)
三日月 - 続きまだ? (2020年2月27日 22時) (レス) id: 4d4917b86c (このIDを非表示/違反報告)
ﾐ ﾂ ﾙ(プロフ) - ヨタクさん» ヨタク様>コメントとリクエストありがとうございます。リクエスト了解致しました。しばらくお待くださいませ。とても励みになるお言葉で、元気が出ました、ありがとうございます！今後ともどうぞよろしくお願いいたします。 (2020年2月8日 12時) (レス) id: 3d2e373ed2 (このIDを非表示/違反報告)
ヨタク - リクエストです。善逸に嫉妬をさせて下さい！面白かったです！更新頑張ってください！ (2020年2月8日 6時) (レス) id: f497b0780b (このIDを非表示/違反報告)
ﾐ ﾂ ﾙ(プロフ) - 本編完結いたしました。よろしければ小説の感想や、番外編のリクエストなどお待ちしております。 (2020年2月7日 11時) (レス) id: 3d2e373ed2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ﾐ ﾂ ﾙ | 作成日時：2020年2月6日 23時
