優しい狼 ページ39
DADAで人狼について授業がされて、リーマスは傷付いたんじゃないか、嫌な思いをしたんじゃないか。今日はいつも一緒にいるあの二人組もいなかったし、心配だった。
「＿＿＿だったわよね、A？」
リーマスの事を考え込んでいたAは、同級生達が話していた内容を全く聞いていなかった。
「えっと、その…」
思わず先程まで考えていた人物を見たが、こんな授業の後にあまりリーマスを見つめると、彼の秘密がバレてしまうのではと不安になり、慌てて目を逸らした。
すると彼は足早に去って行ったから、やっぱりこの授業は苦痛だったんだろうと思った。
「あ、ごめん。何の話だった？」
「えー、聞いてなかったの？狼男なんて最悪って話よ！」
「うーん、そうかな？」
「授業聞いてたの？A。あいつらは人殺しで穢らわしい存在なのよ！」
「そんな言い方は良くないと思うよ。わたしは、差別や迫害をする魔法使いのほうがどうかと思うけどな」
悲しい気持ちになったAが、不満げな同級生を置いて教室を出ようとすると、ピーターと鉢合わせた。
「さっきの君、かっこよかったよ」
ピーターは周りの目を気にするようにキョロキョロとしながらAに声をかけた。
「ありがとう、だってわたし達は、誰より心優しい人狼を知っているもの」
そう言って微笑むと、ピーターも少しぎこちなく笑った。
「ねぇ、ピーター。今日の授業はリーマスにとって、つらいものだったと思うの。いつもの2人も居なかったし…。だから、あなたがリーマスの事気にかけてあげて欲しい」
真剣な顔のAにピーターは頷いたのだった。
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麗(プロフ) - 34ページも同じく名前変換が出来ていないところあります。 (2021年2月4日 9時) (
レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - 16ページ 多分なんですけど、名前変換が出来ていないところあります。 (2021年2月4日 9時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
琴葉 - これからも更新頑張ってください！応援しています！ (2021年1月17日 10時) (レス) id: 78ad243e0c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハル | 作成日時：2020年11月28日 20時
