課題 ページ11
放課後、Aが図書室へ行くと、リーマスは既に窓際の席に座っていた。
「やあ、そういえば自己紹介がまだだったね。僕はリーマス・ルーピン、グリフィンドールの2年生だ」
「A・Aよ、ハッフルパフ2年。何度も会っていたけど、ちゃんと話をするのは初めてね」
椅子に座りつつお互いに自己紹介をした。
医務室では散々顔を合わせていたが軽く挨拶する程度だった。
というのも、Aは基本的に医務室では生徒の事情には首を突っ込まない主義で、リーマスの秘密を察していたが、本人に話すのは嫌な思いをさせるかもしれないと思い話しかけられずにいたのだ。
一方のリーマスは、医務室へ行く時には当然体調が良くないので、自分から人と話す気分にはあまりならなかった。
「じゃあ、さっそく始めようか」
「お願いします」
リーマスの教え方はとてもわかりやすく、Aの課題はいつもの半分以下の時間で終わったのだった。
…もっとも、いつもは集中力が続かず、途中で別の事に意識が行ってしまうのが原因の大半なのだが。
「リーマス、あなた教えるのすごい上手ね。とってもわかりやすいわ！」
「そうかな、ありがとう」
Aの言葉にリーマスはとても嬉しそうに笑う。
「そんなあなたに、もう一つ頼みたいのだけれど…
変身術の授業で、特別に課題出されちゃって」
恥ずかしそうに、追加された課題を鞄から取り出すAに、リーマスは苦笑しつつも最後まで付き合ってくれた。
それ以来、2人は医務室でも少しづつ話をするようになる。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 109人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ハリーポッター」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
麗(プロフ) - 34ページも同じく名前変換が出来ていないところあります。 (2021年2月4日 9時) (
レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - 16ページ 多分なんですけど、名前変換が出来ていないところあります。 (2021年2月4日 9時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
琴葉 - これからも更新頑張ってください！応援しています！ (2021年1月17日 10時) (レス) id: 78ad243e0c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ハル | 作成日時：2020年11月28日 20時
