◇4.血の小鬼 ページ5
ロ)「!! やはり…!」
薪の山の下の方からこっちを見上げるローラと目が合った
最後に見たときは短い艶のある髪が人間ながら綺
麗だなと思っちゃいたが…今はボロボロの服に醜
くいボサボサの髪…疲れきった顔…見る影もねぇ
会えて安心したって言いたい所だがそんな場合じ
ゃねぇよな
カ)「Aが危ねぇ…助けようにも俺は動けそ
うにn「何をしてるの!!」!」
──ﾊﾞｷｨｯ!!
ロ)「う…!」
ローラがエラに頭を殴られて床に崩れ落ちる
カ)「ロー…ラ!!」
ッ…硫酸少し飲んじまったか…!声が掠れる
エ)「…化け物…あんたはしばらくそうしてなさ
い 可愛いご主人と一緒に燃やしてあげる」
カ)「ローラを…ど…する…」
エ)「勿論…娘が燃えるのを見て苦しんでもらった
後に生きたままじっくり焼き殺してやるの」
カ)「お前…気付かねぇのか?ダリアに…利用さ
れてんだって…対等な契約…なんて結ぶわけg
「あの子は私の天使」?」
エ)「怒ってるだけ 私を傷付けたりしない((ﾆﾔ」
カ)「(ダメだ…エラの奴完全にダリアに魅入られ
てやがる…)」
貴)「ダメ───ｯ!!!」
カ)「!」
Aの叫びと戦いが始まるのはほぼ同時だった
エ)「始まったわね…私は離れて見物してるわ
ローラもね」
ローラを引き摺るエラ ローラの頬を一筋の涙が
伝うのを俺は見逃さなかった
─『お願い Aを守って』
─『もう…生きてたくないよ…』
ｯ! 俺はまたこうなのか…?また救えないのか?
──ｻﾞｸｯ
斧がセバスチャンの肩にめり込む
セ)「…!!」
貴)「セバスチャン!」
またAを恐怖に曝すのか??
貴)「もうやめて!!憎いのが私なら私を殺してよ──…ｯ!!」
泣き、悲鳴をあげるA
俺はこんな所でへばることしかできねぇのか!?
カ)「……ｯ!!!」
ふざけんな!!
そう叫びたかったがもう声が出ねぇ…
チクショウｯ!!チクショウｯ!!
ダ)「カ〜リバ〜ン♪」
カ)「!!」
ダリア…
ダ)「あんたを先に燃やした方がAが苦しむ
から…」
──ｼｭｯ
マッチを擦る短い音
貴)「カル!!」
Aが籠を揺らす音
ダ)「燃やすね?」
──ﾋﾞｭｵｫｫｫ……ｯ!!!
全)))「「「!!!?」」」
風が吹き込みダリアの手元の炎だけが消え
俺の目の前に落ちるダリアの血
ダ)「ｯ!! 何で…あんたが…!!」
キ)「((ﾆﾔﾘ」
──ﾊﾞﾝｯ!!
全員の視線の先には開け放たれた正面扉…
そこにいたのは…
シ)「そこまでだ」
シエル・ファントムハイヴ
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黒妃 - ラズベリーさん» ありがとうございます♪次回もお付き合いいただければ幸いです( ´∀`)/~~ (2016年2月14日 20時) (
レス) id: fe8ac84d9e (このIDを非表示/違反報告)
ラズベリー - とても面白かったです！お疲れ様でした！ (2015年12月5日 22時) (レス) id: 7d7fd385b9 (このIDを非表示/違反報告)
黒妃 - 紫杏さん» ありがとうございました(*´∇｀*)次回作も楽しんで頂ければ嬉しいです♪よろしお願いしますm(__)m☆ (2014年12月25日 17時) (レス) id: fe8ac84d9e (このIDを非表示/違反報告)
紫杏 - お疲れ様でした！とても面白かったです(≧▽≦)次回作も是非読ませていただきます！！ (2014年12月25日 11時) (レス) id: 01156b7467 (このIDを非表示/違反報告)
黒妃 - お茶っ葉さん» 楽しんで頂けて何よりです(／▽＼)♪是非次回作へお越しくださいませ(｀・ω・´)← (2014年12月24日 19時) (レス) id: fe8ac84d9e (このIDを非表示/違反報告)
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