検索窓
今日:1 hit、昨日:32 hit、合計:26,329 hit

◆29.約束の主 ページ30

セ)「A様は“養女”でありウェスト家の人間ではない…

つまり本当の“令嬢”ではなかった…」

シ)「お前がAを“お嬢様”と呼ばなくなっ

たのもそのせいだろう?」

セ)「おや、お気付きでしたか?」

シ)「当然だ 覚えているか?陛下からの任務…」

セ)「ええ“王家に尽力をしている家の1つ ウェ

スト家の令嬢が危機的状況にある”と」

シ)「あぁ 僕はその“危機的状況にある令嬢”を

てっきりAのことだと思っていた」

しかし違った

シ)「ブレアは元々身体の弱かった

そこに原因も解決策も分からない夢遊病を患った

妹…Aの身を案じたがために心労が祟り、精

神…健康共に不安定になっていった」

セ)「一方でA様は夢遊病になってはいるも

のの、自覚が薄いだけでお身体の方は健康そのも

の…どう見ても“危機的状況”なのはブレア様

だったわけですね」


──<少女が彷徨い探す場所…ミスト・ガーデン

を調査し私と彼女の憂いを晴らしてください >


シ)「だから陛下はブレアの憂いを晴らすために

Aの夢遊病を治療…ミスト・ガーデンの調査

を僕に命じた」


──『血の繋がりがあろうと無かろうと…

あの子は私の大切な妹です』


シ)「ブレアが妹の回復を願い、その妹が戻ってく

ることを望んだ…だから僕はミスト・ガーデンへ

出向いた その結果、Aを救うことが間接的

にブレアを救う結果になった」


──『ずっと(永遠に)いてくれるって…ウフフ』


シ)「少し…歪んでしまったがな」

セ)「時に坊ちゃん…A様と何かお約束をさ

れていらしたご様子でしたが?」

シ)「あぁ…あれか」

セ)「いったいどのような?」

シ)「……気付いてないのか?」

セ)「答え合わせをと^^」

シ)「Aと…というよりキャストとの約束だ

ミスト・ガーデンで教会に入るために体を貸して

ほしいと頼まれた時に代わりに約束させたんだ

 

“Aに戻ったらウェスト家に帰り


ブレアと契約しろ”」


セ)「!! …坊ちゃんの差し金でしたか」

シ)「キャストに3つの力が戻った場合 一番弱い

人間のAが死ぬだろうと言われた

そうなればブレアの悲しみは増すばかりだ

最悪 自害もあり得る…だから僕は約束させた」

セ)「結局A様は残ったものの記憶が共有

されたことで約束も引き継がれたということですか」

シ)「キャストは悪意の化身だ…復讐の後に逃げ

ないとも限らない」

セ)「クスッ))首輪ですか?」

シ)「そんな所だ」

◇30.侵食の少女→←◇28.令嬢の少女



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (55 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
119人がお気に入り
設定タグ:黒執事 , 黒妃
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

黒妃 - ラズベリーさん» ありがとうございます♪次回もお付き合いいただければ幸いです( ´∀`)/~~ (2016年2月14日 20時) (レス) id: fe8ac84d9e (このIDを非表示/違反報告)
ラズベリー - とても面白かったです!お疲れ様でした! (2015年12月5日 22時) (レス) id: 7d7fd385b9 (このIDを非表示/違反報告)
黒妃 - 紫杏さん» ありがとうございました(*´∇`*)次回作も楽しんで頂ければ嬉しいです♪よろしお願いしますm(__)m☆ (2014年12月25日 17時) (レス) id: fe8ac84d9e (このIDを非表示/違反報告)
紫杏 - お疲れ様でした!とても面白かったです(≧▽≦)次回作も是非読ませていただきます!! (2014年12月25日 11時) (レス) id: 01156b7467 (このIDを非表示/違反報告)
黒妃 - お茶っ葉さん» 楽しんで頂けて何よりです(/▽\)♪是非次回作へお越しくださいませ(`・ω・´)← (2014年12月24日 19時) (レス) id: fe8ac84d9e (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:黒妃 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2014年12月3日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。