◇26.胸騒ぎの執事 ページ27
<カリバンside>
俺はアロンゾと部屋を出た
俺の目の前を歩くじいさん…アロンゾ・レイ…
先代の若い頃からウェスト家に仕える古株だ
俺も執事に成り立てのころはこのじいさんに散
々絞られて 礼儀だの何だのって色々叩き込まれた
まぁ俺にとってはある種の師匠みたいな存在だ
──ゾクッ
カ)「!?」
ア)「? どうしたカリバン」
カ)「あ…いや…;;」
何だよ今の悪寒…Aとブレアの部屋か?
気のせいか?この屋敷で悪魔の気配がするわk…
ん?
悪魔?
カ)「!! (まさか…!!)」
──ダッ!!
ア)「!? どこへいくんだ カリバン!!」
アロンゾの声を無視して一目散に駆け出した
──『お、思わないよ!』
まさかとは思うが…思い違いであってくれ…!
頼む!!
──バンッ
カ)「お嬢様!!」
貴&ブ))「「!?」」
そこには…並んでソファに座る二人の姿…
ブ)「カル?何かあったの?」
貴)「ちょっとカル!ノックぐらいしてよ!」
カ)「え?…あ、あぁ…申し訳ございません…」
何もない…いつも通りの二人だ
気のせいか?
ブ)「? 大丈夫?固まっているけど…」
貴)「カル?」
近付いてきたAが俺の顔を覗きこんだ
貴)「どうしたの?」
カ)「いえ、何でもありません すみません まだ
お話の途中でしたか?」
ブ)「いいえ大丈夫よ もう終わったから あ、そ
うだわ…カル、紅茶をお願いできる?久しぶりに
Aとお茶がしたいの」
カ)「はい 少々お待ちください」
──パタン
扉を閉めて息を吐く
良かった…どうやら俺の思い違いだったらしい
ア)「ここにいたか」
カ)「あ;先程は申し訳ございませんでした」
ア)「全く…屋敷内を執事がバタバタ走るものでは
ない いったい何があったと言うんだ」
カ)「えっ;;その…物音が聞こえたような…;;」
ア)「? お嬢様方がいらっしゃるのだから音なんぞ
立って当たり前だろう?」
カ)「そ、そうですね…ではお嬢様に紅茶を頼ま
れておりますので失礼いたします」
ア)「うむ、しっかりな」
ふぅ…何とか乗りきったな…さ 早いとこ二人に
紅茶を……
──『どうしたの?』
カ)「!」
待てよ…?俺を覗きこんだ時のA…何か…
──『私は大いに歓迎いたしますよ?』
カ)「(そうだ…!!)」
A…あいつ目が…
前より赤くなかったか?
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黒妃 - ラズベリーさん» ありがとうございます♪次回もお付き合いいただければ幸いです( ´∀`)/~~ (2016年2月14日 20時) (レス) id: fe8ac84d9e (このIDを非表示/違反報告)
ラズベリー - とても面白かったです!お疲れ様でした! (2015年12月5日 22時) (レス) id: 7d7fd385b9 (このIDを非表示/違反報告)
黒妃 - 紫杏さん» ありがとうございました(*´∇`*)次回作も楽しんで頂ければ嬉しいです♪よろしお願いしますm(__)m☆ (2014年12月25日 17時) (レス) id: fe8ac84d9e (このIDを非表示/違反報告)
紫杏 - お疲れ様でした!とても面白かったです(≧▽≦)次回作も是非読ませていただきます!! (2014年12月25日 11時) (レス) id: 01156b7467 (このIDを非表示/違反報告)
黒妃 - お茶っ葉さん» 楽しんで頂けて何よりです(/▽\)♪是非次回作へお越しくださいませ(`・ω・´)← (2014年12月24日 19時) (レス) id: fe8ac84d9e (このIDを非表示/違反報告)
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