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◆25.後日の少女 ページ26

私はウェスト家に帰って元の生活に戻った

ブレアは私が病を克服して無事に戻ってきたことを屋敷のみんなと一緒になって喜んでくれた

屋敷のみんなにはミスト・ガーデンの血生臭いエ

ピソードは内緒にして、私がウェスト家の養女で

あると打ち明けた…どうなるかと思ったけどみん

な今まで通り接してくれる でもブレアと家令のア

ロンゾにだけは私が体験したことを伝えた

ブ)「!! 貴女…そんな体験…」

話し終えると同時にブレアは心底驚いた顔になる

ア)「お嬢様…!?」

ブ)「大丈夫よアロンゾ…ありがとう」

アロンゾに渡された水をのむブレア

貴)「心配かけちゃってごめんなさい…でも…これ

が私たちの身に起こったことなの」

ブ)「謝らなくていいわ…本当に…無事で良かった

…ありがとうカル Aを守ってくれて…」

カ)「執事として当然の役目を果たしたまでです」

貴)「ブレア」

ブ)「?」

貴)「二人で話したいことがあるんだけど…いい?」

ブ)「? ええ かまわないわ アロンゾ カル…悪い

けど席を外してくれる?」

ア)「畏まりました」

カ)「失礼いたします」

──パタン…

二人が部屋を出ていく

ブ)「珍しいわね 何?二人で話したいなんて」

貴)「ブレア 今から言うことは全部本当だから…

落ち着いて聞いてね?」

ブ)「?」


貴)「私は…もう人間じゃないの」


暫くの沈黙が続く

貴)「実はカルも本当は人間じゃない…竜なの」

ブ)「ちょっと待って?;話がよく分からないけど…」

貴)「…」

私はセバスチャンから聞いたことをありのままに

伝えた 私が天使と悪魔の境目にいる曖昧な存在

だということ…一方に傾く危険性があること…

ブ)「あなた…大丈夫なの…?;」

話終えるとブレアは泣きそうな声で言った

貴)「うん 自分をしっかり保てればどちらかに傾

くことh「そうじゃないわ!」?」

ブレアは私に抱きつく


ブ)「もうここ(ウェスト)に居られなくなったりしない?」


貴)「私は…」

ブ)「私怖いの…今までどんな辛い痛みにも耐えて

きた…でもそれは貴女がいたから!貴女がいなく

なったら私…きっと死ぬわ」

貴)「私がいれば…ブレアは寂しくない?」

ブ)「ええ!」


貴)「…じゃあ…ずっといてあげる」


ブ)「え?」

貴)「ブレアは…天使と悪魔どっちがいい?」

ブ)「え?えっと…;」

貴)「私、ずっと妹でいてあげるから…


だから…手を出して?」


私の手をブレアが掴んだ瞬間

──『フフフ…』

貴)「!」


私の中で悪魔が嗤った

◇26.胸騒ぎの執事→←◇24.変わらずの執事



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黒妃 - ラズベリーさん» ありがとうございます♪次回もお付き合いいただければ幸いです( ´∀`)/~~ (2016年2月14日 20時) (レス) id: fe8ac84d9e (このIDを非表示/違反報告)
ラズベリー - とても面白かったです!お疲れ様でした! (2015年12月5日 22時) (レス) id: 7d7fd385b9 (このIDを非表示/違反報告)
黒妃 - 紫杏さん» ありがとうございました(*´∇`*)次回作も楽しんで頂ければ嬉しいです♪よろしお願いしますm(__)m☆ (2014年12月25日 17時) (レス) id: fe8ac84d9e (このIDを非表示/違反報告)
紫杏 - お疲れ様でした!とても面白かったです(≧▽≦)次回作も是非読ませていただきます!! (2014年12月25日 11時) (レス) id: 01156b7467 (このIDを非表示/違反報告)
黒妃 - お茶っ葉さん» 楽しんで頂けて何よりです(/▽\)♪是非次回作へお越しくださいませ(`・ω・´)← (2014年12月24日 19時) (レス) id: fe8ac84d9e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:黒妃 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2014年12月3日 18時

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