◆23.自責の少女 ページ24
数分後…──
貴)「はい これで終了」
カ)「あ、ありがとう…ございます」
私はカリバンの傷を手当していた
自分でできるって言われたけど妙に世話を焼いて
しまった…不思議だ 部屋の片付けもまともにで
きなかった私が傷の手当てをこなしている…
──『ハンカチ…使って!』
きっとキャメロンの影響だろうな…あの子器用だから…
カ)「申し訳ありません お嬢様に手当てをしてい
ただくなど…「普通でいいよ」えっ…」
貴)「…良いよ?二人の時くらい普通で…執事じ
ゃなくてトモダチのカルで良いから」
カ)「! ああ…そうだな」
ﾊﾟﾀﾝと救急箱を閉じる
カ)「…何か変わったな」
貴)「あぁ 髪と目ね?」
私は自分の髪を撫でながら苦笑した
貴)「起きたときちょっとびっくりした…大丈夫か
なこれ?屋敷のみんな…私だって信じてくれる?」
カ)「大丈夫だろ?変わったのは色だけでつくりは
そのままだ」
貴)「なら良かった＾＾」
カ)「なぁ」
貴)「?」
カ)「お前…悪魔になりたいとか思うか?」
貴)「!? お…思わないよ!;」
さっきのことを思い出してつい強く言ってしまう
何でそんなこときくの?
カ)「…それを聞いて安心したよ」
貴)「カルは…」
カ)「?」
貴)「カルは…まだ執事で居てくれるの?無理し
なくても良いんだよ?」
カ)「? 無理?」
貴)「カルは私のために何でもしてくれた…今も
昔も…でも…そのせいでいっぱい辛い思いさせた…っ」
とくにウェストの時 何も知らない私に冷たくさ
れたり パレットナイフ突き立てられたり 硫酸浴
びせられたり 灰にされたり悲惨な目に遭わせてしまった
貴)「私は全部思い出した…これからは執事じ
ゃない…トモダチでいることもできる…カルが望
むなら 契約を破棄しt「望まねーよバカ」え?」
カ)「お前といられるなら形なんかどうでもいい
ってんだ…ﾊｧ…お前もあの悪魔みてぇなこと言
いやがって(; -。-) =3細かいことグダグダ言って
んな…無事に事が終わったんだから良いじゃねぇか」
貴)「カル…」
カ)「俺はどんな姿でもお前の目に写れて幸せだよ」
カルが私を抱きしめた
カ)「幸せなんだよ…」
貴)「ｯ …」
素直な言葉を素直に嬉しいと思った でも…また
私は怖くなってしまう
だから
貴)「カル…我が侭言っていい?」
孤独をへの恐怖が募る
貴)「私と…もう一度契約して…」
カ)「喜んで我が侭聞いてやるよ……オ嬢サマ」
私たちはお互いに手を差し出した
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 119人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「アニメ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
